【写真】4回裏浦和学院無死、三塁、2点本塁打をを放つ伊丹
センバツ4強で大会2連覇を狙う浦和学院が、初戦を5回コールドで突破した。
敵失や相手バッテリーのミスに乗じ、2回に打者一巡の4安打2四死球で一挙6点を先制。その後も4回無死三塁で2番・伊丹一博外野手(3年)が高校通算14号の左越え2ランを放つなど、2回以降は毎回得点で差を広げた。
伊丹は初回の好機こそ「ガチガチでバットが出なかった」と凡退したが、その後は二塁打、2ラン、二塁打とすべて長打で3安打4打点のフル回転。5回は1死一、二塁から左越えの適時二塁打でコールドを決めた。
「ストレート狙いで、体重移動さえできれば変化球にも対応できる。ホームランはインローのカーブを打ちました。コールドで勝っていかないと準決、決勝の疲労度が変わってくる。『試合を変えるのは1本の長打』とずっと森監督に言われているので、持ち味の長打で決められてよかった」と振り返った。
ベンチ入り20人中、15選手を起用した森大監督(32)は「初戦で選手たちも緊張していた。できるだけ20人使いたかった。センバツを終えて、もう1度体をつくろうと話していましたが、打球の強さに成果として出てきているかな」と話した。
(日刊スポーツ)
浦和学院、五回コールド勝ち発進
選抜大会4強、春季関東大会優勝の浦和学院は、2番・伊丹一博外野手(3年)が四回の左越え2ラン、五回の11点目をたたき出す左中間二塁打など3長打で4打点の活躍で、初戦(2回戦)に大勝し、3回戦進出を決めた。
179センチ、80キロで右投右打ちの伊丹は、「四回は、変化球にも対応できると思っていて、真っすぐを待っていてカーブを打った。瞬間、入ったと思った。五回(1死一、二塁)は、何とかコールド(勝ち)に、決めてやろうと思った」と本塁打も通算14本目となり、笑顔を見せた。
森大監督は、「選手は緊張していて、僕も先発メンバーのレフトとライトを間違えたくらい。だから、平常心を失わないようにといった。途中で、『衝撃的な記事に書いてもらえるように』といったが、伊丹が最後に長打で決めた。選手をたくさん使えた」とうなずいた。
浦和学院、コールド勝ち発進 ”恐怖の2番”伊丹一博が3打席連続長打で勝利に貢献
今春の選抜大会で4強入りした浦和学院は埼玉大会2回戦で、浦和東に11-1で大勝。2番・伊丹一博外野手(3年)が3本の長打を放って4打点を挙げた。あと1点でコールド勝ちとなる五回1死一、二塁。初球を左中間へ運び、決着をつけた。
「何とかコールド(勝ち)にと思った。夏は体力のこともあるので(試合を)短くしたい」
179センチ、80キロの右打者は二回の左中間適時二塁打、四回の左越え2ランに続く3打席連続長打で勝利に貢献。県内の連勝を26に伸ばしたが「4強に終わった選抜大会の借りを返すのは甲子園でしかない」と目を光らせる。
大会直前に体力強化期間を終えたばかりで体調は5、6割という。それでも〝恐怖の2番〟の活躍で快勝。森監督は選手にハッパを掛ける意味で「〝衝撃的な記事を書いてもらえるように〟と言った。伊丹が最後に長打で決めた。成長している」と手応えを口にした。
(サンスポ)
「衝撃的な記事を書いてもらおう」森大監督のハッパに応え浦和学院がコールド発進
センバツ4強で、昨夏に続く連覇を目指す浦和学院が、自慢の打力を見せつけてコールド発進を決めた。
11安打で連ねて11得点。とりわけ目立った活躍を見せたのが、2番の伊丹一博右翼手(3年)だ。4回裏に左越えの2ランホームラン。5回裏には左中間二塁打を放ってコールド勝ちを決めた。
「真っすぐ狙いでカーブを打ちました。打った瞬間、入ると思いました」と伊丹。これが高校通算14本目の本塁打で、今後に向けて「自分の武器である長打力を発揮したい」と意気込んだ。
大会初戦を迎えるにあたり「新聞記者の方々に衝撃的な記事を書いてもらおう」と選手にハッパをかけたという森大監督。圧勝劇を振り返り「打球の強さや長打がしっかり出たあたりに、夏に向けて体を作ってきた成果が見えた」と納得の表情で話した。
(スポーツ報知)
浦和学院がコールド発進…2番伊丹、3連続長打
選抜で4強、春の関東大会で優勝した浦和学院は、埼玉大会の本命と見られている。投打とも充実した選手層がある。それでも森監督は初戦に向け、慎重だった。「夏は平常心では戦えない。緊張感をしっかり意識して戦おう」と、選手たちを送り出した。
一、二回を快調に飛ばした先発の芳野が三回、3安打を集中されて1点を失った。この回、失点にはつながらなかったが、失策もあった。「夏は完璧な試合はないだろう。打ち込まれることも、エラーすることもある。大事なのは、いかに切り替えるかだ」と、森監督は言う。
その教えを見事に実践したのが2番伊丹だった。一回のチャンスでは凡退したが、二回に左中間を破る適時二塁打、四回には左越えの2ラン、そして五回、左越えの適時二塁打でコールド勝ちを決めた。
「一回は(緊張で)ガチガチに固まってしまい、バットが全然出てこなかった」と言う右打者の伊丹が「しっかり右足に体重を乗せ、体重移動をスムーズにすることを心がけた」ことで本来の打撃を取り戻し、3連続長打につなげた。
すべてのチームが死力を尽くして挑んでくる夏の地方大会は番狂わせも多い。浦和学院は、その激戦の中で自分たちがさらに成長する試合を目指している。
(読売新聞電子版)
春の関東王者・浦和学院がコールドで初戦突破 3安打4打点の伊丹「王者だけど挑戦者の気持ちで」
今春選抜4強で、春の関東王者・浦和学院が5回コールド勝ちで浦和東を下し、危なげなく初戦突破した。
2番・伊丹一博(3年)は、4回に「打った瞬間入ったと思った」という高校通算14本目となる左越え2ラン。5回にもコールドを決める左越え適時二塁打を放ち、3安打4打点をマークした。3季連続の甲子園に向け「王者だけど挑戦者の気持ちでぶつかっていく」と気を引き締めた。
(スポニチ)
浦和学院・2番、長打でけん引
危なげない戦いぶりで県内公式戦26連勝目とした。初戦の緊張から三回に1失点。森監督は「夏に完璧な試合はない」と話したが、打線で結果が出たことを高く評価した。
2番伊丹が本塁打と2本の二塁打でチームをけん引。体の硬さに不安があったというが「ほっとした」と笑顔を見せ、「試合を変える一本の長打を狙う」と次戦を見据えた。
(埼玉新聞)
浦和学院コールド発進「コールドで勝っていかないと疲労度変わってくる」4打点伊丹一博
今春関東王者の浦和学院が5回コールド発進した。2番伊丹一博外野手(3年)が3安打4打点と発奮した。
4回無死三塁では内角低めのカーブを拾い、左翼へ高校通算14号2ランをたたき込んだ。公式戦では、4強に進んだ今春センバツの準々決勝・九州国際大付戦以来の1発。「コールドで勝っていかないと準決、決勝の疲労度が変わってくるので」。5回は適時二塁打で自らコールド勝ちを決め、大会2連覇へ死角はない。
第1打席こそ緊張で凡退したが、その後の3安打はすべて長打だった。「『試合を変えるのは1本の長打』とずっと森監督に言われている。自分の持ち味で決められてよかった」とうなずいた。昨秋就任した森大監督(31)にとっても夏初陣で「僕も緊張しました。春を終えてもう1度体をつくろうとやってきて、打球の強さに成果が出ている」と納得の表情を浮かべた。
(日刊スポーツ)
試合結果
全国選手権埼玉大会・2回戦(7/10・レジスタ大宮)
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
浦和東 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 | 2 | ||||
浦和学院 | 0 | 6 | 1 | 3 | 1x | 11 | 11 | 1 | ||||
(5回コールド) |
【浦】 | 芳野、月野、伊藤-高山 |
【東】 | 大槻、大熊-五日市 |
本 | 伊丹(浦) |
三 | 高山(浦) |
二 | 鍋倉、伊丹2(浦)白井(東) |
打撃成績
浦和学院 | ||||
位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 |
⑧ | 小林 | 2 | 2 | 1 |
H | 日高 | 0 | 0 | 0 |
⑨ | 伊丹 | 4 | 3 | 4 |
⑥ | 金田 | 3 | 1 | 0 |
③ | 鍋倉 | 3 | 1 | 0 |
② | 高山 | 3 | 2 | 1 |
⑤ | 八谷 | 1 | 0 | 0 |
⑦ | 大勝 | 1 | 0 | 0 |
① | 芳野 | 0 | 0 | 0 |
H | 三上 | 0 | 0 | 1 |
1 | 月野 | 0 | 0 | 0 |
1 | 伊藤 | 0 | 0 | 0 |
H | 三宅 | 1 | 1 | 0 |
④ | 大内 | 2 | 1 | 2 |
H | 篠塚 | 1 | 0 | 0 |
計 | 21 | 11 | 9 | |
浦和東 | ||||
位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 |
⑥ | 木村 | 3 | 1 | 1 |
④ | 田中 | 2 | 0 | 0 |
⑦ | 増田 | 1 | 0 | 0 |
① | 大槻 | 2 | 0 | 0 |
1 | 大熊 | 0 | 0 | 0 |
② | 五日市 | 2 | 0 | 0 |
⑧ | 白井 | 2 | 1 | 0 |
③ | 市川 | 2 | 1 | 0 |
5 | 中井田 | 0 | 0 | 0 |
⑨ | 竹ケ原 | 2 | 1 | 0 |
⑤ | 馬渕 | 1 | 0 | 0 |
H3 | 村上 | 1 | 0 | 0 |
計 | 18 | 4 | 1 |
投手成績
浦和学院 | |||||||
選手名 | 回 | 安打 | 三振 | 四球 | 死球 | 失点 | 自責 |
芳野 | 3 | 3 | 5 | 0 | 1 | 1 | 1 |
月野 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
伊藤 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
計 | 5 | 4 | 6 | 0 | 1 | 1 | 1 |
浦和東 | |||||||
選手名 | 回 | 安打 | 三振 | 四球 | 死球 | 失点 | 自責 |
大槻 | 3 | 8 | 0 | 3 | 1 | 10 | 7 |
大熊 | 1 1/3 | 3 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 |
計 | 4 1/3 | 11 | 1 | 3 | 2 | 11 | 8 |
チーム成績
TEAM | 攻撃 | 守備 | |||||
三振 | 四死球 | 犠打 | 盗塁 | 残塁 | 失策 | 併殺 | |
浦和学院 | 1 | 5 | 3 | 7 | 5 | 1 | 1 |
浦和東 | 6 | 1 | 0 | 0 | 3 | 2 | 1 |