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2023年埼玉西武、浦学から挑む若獅子たち 蛭間拓哉、渡邉勇太朗

【写真】プロでの活躍を誓う蛭間拓哉外野手=昨年12月6日、東京都港区の品川プリンスホテル

 大学球界ナンバー1スラッガーと称された蛭間拓哉外野手(22、早大)=浦和学院高出=は昨秋のプロ野球ドラフト会議で1位指名を受け、パ・リーグの埼玉西武に入団した。小学生の頃にライオンズジュニアでもプレーをした期待の星は、「首位打者を取って、愛される選手になりたい。頑張らないと夢は実現しないので、とにかく努力する」と目標は高い。新年の幕開けとともにルーキーの奮闘の日々が始まる。

蛭間拓哉外野手、第二の故郷で全力プレー

 群馬県出身の蛭間は、高校3年間をさいたま市の浦和学院高の寮で過ごし、「(埼玉を)第二の故郷だと思っている」と語る。高校3年時には主将として夏の南埼玉大会を制覇。第100回全国高校野球選手権では中軸として8強入りに貢献し、2018年のU-18(18歳以下)日本代表にも選出された。「人生が変わった3年間。厳しいこともあったが、人として成長できた」と当時を振り返る。

 大学に入学すると、18歳で埼玉西武に入団した高校時代の同期・渡邉勇太朗投手に「プロの投手はどんな感じか。今の自分とプロの打者は何が違うのか」と相談を重ねた。高校生の時以上に野球談議に花を咲かせ、「視野が広がって、自分に何が足りないのかを考えて取り組めた」と、友の協力を得て広角に打てる好打者に成長した。

 「主将で盛り上げ役で、誰よりも熱くて常に輪の中にいた。今も変わらない」と渡邉が話すように、蛭間はとにかく明るい性格。新型コロナウイルスの影響で20年の選手権大会が中止になった時には、蛭間が中心となり高校時代のチームメートに呼びかけ、気を落とす後輩たちに激励のビデオメッセージを贈った。思いやりにあふれ信頼を集める存在でもある。

 大学4年間では、東京六大学リーグ66試合に出場し、通算13本塁打を記録。2年時の秋季リーグ戦では慶大との2回戦でバックスクリーンに逆転2ランを放ち、早大を10季ぶりの優勝に導く活躍を見せた。それでも「下手くそは練習をしなければうまくならない。その気持ちを忘れず謙虚に取り組みたい」と向上心は尽きなかった。プロ入り後も、振りの強さや下半身強化のため真っ正面からトレーニングに向き合う覚悟だ。

 パ・リーグ最多23度のリーグ優勝経験を持つ埼玉西武だが、22年度の成績は3位。昨季は外野手のレギュラーが固まらなかったため、松井稼頭央新監督(47)は「全員フラット。(外野手の)候補はいっぱいいて激戦区」と新戦力の奮起に期待している。新人の蛭間も候補に名乗りを上げ「やるからにはレギュラーに。1年目からいろんなことに挑戦してチームの力になりたい」と気合十分だ。「埼玉西武を代表するバッターになれるように、全力プレーで頑張る」と、若獅子にふさわしい熱い言葉で活躍を誓った。

新シーズン、逆襲誓う 渡邉勇太朗投手

新たなシーズンの目標を語る渡邉勇太朗投手=昨年12月11日、所沢市上山口のライオンズトレーニングセンター

 高校卒業後、一足先に埼玉西武でプロ生活を送るのが、2018年にドラフト2位で入団した羽生市出身の渡邉勇太朗投手(22)だ。浦和学院高時代は、身長190センチから投げ下ろす最速149キロの直球と切れのある変化球を武器に、エース右腕として主将の蛭間とともにチームの中心を担った。

 期待されたプロ4年目の今シーズンは、3試合の登板にとどまり「自分との戦いが長くなった苦しいシーズンだった」と振り返る。それでも、かつてのチームメートが同球団に入る朗報に「高校時代、苦楽を共にした家族のような感じ。本当にうれしい」と心を躍らせる。「何球団もある中で、この2人が埼玉西武に選ばれたのは運命。また2人でトップレベルの世界でやれることに感謝したい」とプレーを心待ちにした。

 新たなシーズンの目標に、巻き返しを掲げ「逆襲のシーズンにする。駄目だった分を取り返して、それ以上の結果を求めたい」と、力強く飛躍を誓った。

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