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浦和学院、埼玉栄下し8強 エース渡邉聡之介「みんなのために」勝利呼び込む

【写真】7回を投げ7安打5失点の浦和学院・先発の渡邉

 3回戦8試合を行い、大宮南が立教新座に延長十回タイブレークの末、4-3のサヨナラ勝ちで31年ぶりのベスト8入りを決めた。

 大宮東は昨秋4強の東農大三に11-0で八回コールド勝ちし、9年ぶりの準々決勝進出。上尾は同3位の山村学園に2-1で競り勝った。市川越は花咲徳栄を7-4で下した。そのほか昌平、狭山清陵、西武台、浦和学院が8強入りした。

 第6日は30日、県営大宮とUD上尾で準々決勝4試合を行い、4強が決定する。

(埼玉新聞)

浦和学院が準々決勝へ エース渡邉聡之介は初回乱調も「みんなのために」新球軸に勝利呼び込む

 浦和学院が、先発の渡辺聡之介投手(3年)の投打に渡る活躍で、準々決勝進出を決めた。

 この春、初めての背番号「1」に、先発のマウンドに立った渡辺は奮い立った。「初回、カチカチに緊張してしまって…」。1回表、2点先制もその裏、制球が定まらず、4失点と逆転を許した。「申し訳ないな…」。そんな思いでベンチに戻ると、チームメートが笑顔で迎えてくれた。「みんなのために、勝ちたい」。エースとしての責任感が、背中を押した。

 初回に真っすぐを捉えられたことを反省に、2回以降はこの冬に覚えたカットボール、ツーシームと、スライダーを軸に打たせてとった。7回を投げ7安打5失点。5回には、自らのバットで高校通算12本目となる左越えソロ本塁打を放ち、勝利を呼び込んだ。

 森大監督は「(渡辺の)内容は悪くなかった。この冬は投手に専念。一番投げてきた選手です」と、その成長を喜んだ。

 努力でつかんだ背番号「1」。経験を重ね、真のエースへ。夏、本番。そして、甲子園へ。渡辺の挑戦は、続く。

(日刊スポーツ)

浦和学院が乱打戦制す 先発・渡邉が7回7安打5失点、打っては高校通算12号のソロ弾

投打で躍動した浦和学院・渡邉

 浦和学院が埼玉栄を下し、8強入りした。先発した渡邉聡之介投手(3年)が7回7安打5失点と粘投。打っては高校通算12号となる左越えソロ本塁打を放つなど、両チーム計22安打の乱打戦で勝利に貢献した。

 2点を先制した直後の初回、渡邉は「緊張していてがちがちだった」といきなり4失点。ただ、「ベンチに帰ってきたときにみんなが笑顔で迎えてくれて、チームに支えられているなと思って、2回以降は立ち直って打たせるピッチングでいけた」と以降は走者を背負っても粘り強く投げ込んだ。

 昨秋まで主に「5番・左翼」で出場しており、同関東大会後から投手に専念した。この日は8-4の五回に先頭で左越えソロ本塁打をマークするなど、持ち前の打力を発揮。渡邉の躍動に森大監督も「初回に点数を取られちゃいましたけど、その後、立ち直って自分でもホームランを打ってよく投げたんじゃないですかね。あれだけ頑張って投げられるようになるともう1個チームはよくなる。超収穫」と目を細めた。

 高校入学後から初めてエースナンバーをつけて臨む今大会。右腕は「入学当初からずっと1番を目指してやってきたので、1番を背負っているのはすごい重圧というか、責任がある。次も自分が投げるか分からないですけど、投げて勝たせられるピッチングができたらなと思います」と力を込めた。

(デイリースポーツ)

試合結果

春季県大会・3回戦(4/28・県営大宮)

TEAM123456789HE
浦和学院24111110011110
埼玉栄4000100207103
【浦】渡邉、田中-篠塚
【埼】水野、花塚、山下-倉田
渡邉(浦)
喜屋武、西田和、篠塚(浦)新川(埼)

打撃成績

 浦和学院
位置選手名打数安打打点
⑧7小林411
月山200
濱野431
R8江口000
喜屋武635
三井410
篠塚511
名波500
渡邉311
H西田瞬000
R河内000
6小栗000
西田和310
H垣内100
1田中000
37119
 埼玉栄
位置選手名打数安打打点
中村520
井上520
410
新川531
倉田302
越前谷423
内野401
長岡400
水野000
1花塚100
1山下200
H渡邉000
37107

投手成績

 浦和学院
選手名安打三振四球死球失点自責
渡邉7731055
田中2302022
91033077
 埼玉栄
選手名安打三振四球死球失点自責
水野1 2/3205065
花塚1 1/3300111
山下6644243
911493119

チーム成績

TEAM攻撃守備
三振四死球犠打盗塁残塁失策併殺
浦和学院312231300
埼玉栄4300631

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