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浦和学院、昨春選抜Vの山梨学院に8-2で勝利 対外試合解禁

【写真】浦和学院の三井雄心選手

 3月2日から対外試合が解禁となった。昨秋県大会ベスト4に終わり、センバツを逃した浦和学院は、センバツ出場の山梨学院と対戦し、8対2で快勝した。

 この日、山梨学院は主力投手が登板しなかった。「主力投手が投げていれば、ロースコアになっていたと思います」と森大監督は語るが、16安打中、7長打と打球が飛びにくい新基準バットになっても、打線のスケールの大きさは感じさせた。

 「選手たちには、新基準バットになっても関係ないと伝えてきました。うちの野球は『超攻撃野球』。そのため冬は出力を高めるトレーニングをずっと行ってきました」とフィジカル強化に重きを置いて、打撃練習でも木製バットを使ってきた。

 ドラフト候補に挙がる三井雄心内野手(2年)、昨夏も甲子園に出場した月山隼平内野手(2年)の2人は木製バットを使い、三井はバットを折りながらライト線への二塁打。月山は右中間を破る三塁打、1年生3番の西田 瞬内野手は新基準バットでセンター最深部の二塁打を見せた。スタメンの打者は球足が速い打球を打ち返すことができており技術の高さが感じられた。

 投げては右のエース・鈴木由馬投手が好投。右スリークォーターから常時135キロ〜141キロの直球は威力があり、スライダー、カーブ、チェンジアップを投げ分け、山梨学院打線から6回まで2失点に抑える力投だった。7回裏から184センチの大型右腕・山浦 一心投手(2年)も130キロ台ながら、コントロールよく投げ分け、3回無失点の好投だった。

 2人の好投に「今年はバッテリーが課題でしたので、鈴木由馬の成長は大きかったです。山浦は独特の間合いがあり、ボールも動きます。新基準バットで生きる投手になるのではないかと見ています」と成長ぶりを評価していた。

 守備面では1年ショートの石田陽人内野手は4度の守備機会で、1失策があったが、これも不規則に跳ねたイレギュラーバウンド。残りの3つは落ち着いて打球を捌いており、安心感があり、守備の要へ成長している。投打ともに順調に仕上がっている浦和学院。春季大会までどんな進化を見せるか楽しみだ。

(高校野球ドットコム)

昨春選抜V校の山梨学院、浦和学院に2-8

 昨春の選抜大会優勝校、山梨学院は練習試合が解禁された2日、浦和学院(埼玉)とさいたま市内の同校グラウンドで対戦し、2-8で敗れた。吉田洸二監督(54)が今季初の対外試合を振り返った。

 「雪とかで紅白戦もできていなかった。僕が予想したよりもちょっとましだったかな」

 今年から本格導入される飛距離が抑えられた新基準のバットを想定し、この試合では外野手を本来の定位置より約2メートル前にシフト。結果的には浦和学院に7本の長打を許す形となり「バットの影響はなく、浦和学院さんの力があった。(今後の守備位置は)まだまだこれから」と語った。

 投手陣では2番手の津島悠翔投手(1年)が4回3安打無失点と好投。この冬、ウエートトレーニングなどを中心に体重を2キロを増やした左腕は「前より出力がついた。うまくバッターのタイミングを外せた」とうなずいた。

 「(現状は)60点。(大会までの)2週間でどれだけ詰められるか」と指揮官。選抜大会V2に標準を合わせていく。

(サンスポ)

低反発バットで外野守備に戸惑い?センバツ覇者・山梨学院8失点

 高校野球の対外試合が2日に解禁され、18日に開幕する今春のセンバツ甲子園大会で連覇に挑む山梨学院はさいたま市内で浦和学院(埼玉)と対戦し、2-8で敗れた。

 新基準バットでは初の対外試合でエース抜きではあったものの、外野手の頭の上を越される7長打を浴びた。吉田洸二監督(54)は「外野手がポジショニングに戸惑っていたのは感じた。低反発なので、いつもより3メートルぐらい浅めに守らせたが、どう守るか、相手の打力によって考えないといけない」と課題を挙げた。

 打線は4安打で、長打はレギュラーを狙う河内佑樹外野手(2年)の右中間三塁打のみ。ただ、もともとが守備中心のチーム。収穫は昨秋の公式戦登板がなかった左腕・津島悠翔投手(1年)の快投だ。カーブやスライダーを武器に、129キロ前後の直球との緩急を生かして4イニングを3安打無失点。

 今春センバツに向けては現時点で登録メンバーから漏れているが、「出力を上げようと取り組んできて切れがよくなった。甲子園で投げられるように、さらにレベルアップしたい」とアピールした。

(中日新聞)

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