◇「思い切りプレーを」
食堂の掃除やごみ捨て、食事の準備など、浦和学院野球部の選手たちを陰で支えているのが4人の女子マネジャーだ。「みんなが思い切りプレーできるようにするのが私たちの仕事」と、4人は甲子園での選手たちの活躍を願っている。
マネジャーは、2年生の新城佳奈さんと杉田紗香さん、1年生の真鍋美香さんと小泉由梨恵さん。マネジャーの定員は各学年2人と決まっており、入部にあたっては同部顧問である教諭の面接もある狭き門だ。「何度もグラウンドに行き熱意を訴えた」と真鍋さん。小泉さんは「どんなに怒られても一生懸命野球に取り組む姿はすごい」と話す。
新城さんと杉田さんはともに中学時代はソフトボール部で活躍した。杉田さんはマネジャーの魅力について「想像とは違い厳しい仕事だけど、大会で勝ってくれると全部吹っ飛ぶくらいうれしい」と語る。新城さんも「試合で勝ってくれると、力になれているかなと思う」と笑顔を見せた。
4人の願いは甲子園での勝利。「浦学の選手はどこよりも練習している。普段通りの力を発揮して頑張ってほしい」と活躍を祈っている。
(毎日新聞埼玉版)