【写真】守備練習する涌本(手前)=30日午前、浦和学院グラウンド(埼玉新聞)
チームは30日、甲子園に向けて、本格的な練習を再開。一番暑い時間帯を避けるため午前、午後の2部練習を実施した。
午前は9時から約1時間半、ウォーミングアップ、キャッチボール、シートノックを行った。キャッチボールは個々のペースに合わせ、シートノックでは実際に送球はせず、捕球から送球態勢に入るまでを繰り返した。
ノックバットを握った森監督は「練習をやりながらも疲れや張りを取る」と意図を説明。ノック後には「思ってたよりも選手たちは、ばててはいなかった」と話した。
昼食後、水風呂、昼寝などで体力を回復させたナインは午後3時半から打撃練習、ポール間ダッシュを中心に約3時間。3カ所のフリー打撃では森監督から「打つ方向を鮮明に描いて打て」と指示が飛ぶ中、各自がテーマを持ちながら、感覚を確かめるように快音を響かせていた。
前日は行わなかった技術面の練習が、この日からメニューに組み込まれ、遊撃手竹村は「練習のための練習ではなく、大会で勝つためのイメージをしっかり持って取り組みたい」。主将の明石も「もっと向上心を高めていく」と、したたる汗を気合のこもった表情で拭っていた。
(埼玉新聞)