【写真】開幕ベンチ入りを果たした立大の佐藤(左)と沢田(スポニチ)
明日13日に開幕する東京6大学春季リーグで立大の「日本一コンビ」が活躍を誓った。
沢田圭佑投手(1年=大阪桐蔭)は阪神藤浪に次ぐ2番手右腕として昨年の甲子園連覇を支えた。「もう藤浪を意識して野球をするのはしんどい。楽しむ自分のスタイルでやりたい」。140キロ前半の直球とツーシームなどコンビネーションが認められ、リリーフで起用される。センバツ優勝を果たした浦和学院の昨年のエース佐藤拓也(1年)は「後輩が刺激になった。4年間で100安打を目指す」と、外野手一本で勝負する。最速147キロ右腕の田村伊知郎投手(1年=報徳学園)もメンバー入りする。
(日刊スポーツ)
◇藤浪と二枚看板だった立大・沢田 神宮で大暴れだ
東京六大学野球春季リーグは13日、東大-法大、立大-慶大の2カードで神宮球場で開幕する。99年秋以来の27季ぶりの優勝を狙う立大は、昨年に大阪桐蔭で背番号10を背負い甲子園春夏連覇に貢献した沢田圭佑投手(1年)が開幕メンバー入り。藤浪(阪神)と2枚看板だった右腕が、神宮での大暴れを誓った。
幼少時から憧れていた神宮のマウンド。沢田は開幕を翌日に控え「1年生とかは関係なく、結果にこだわりたい。勝てる投球をしたい」と心躍らせた。
大阪桐蔭では藤浪の陰に隠れていたが、140キロを超える重たい直球が武器の右腕だ。昨夏甲子園3回戦・済々黌(熊本)戦では2失点完投勝利に加え、左翼席へ本塁打も放った。
藤浪が3月31日のヤクルト戦(神宮)で1軍公式戦デビューを果たすと、翌日に電話を入れた。神宮球場のマウンドについて聞くと「軟らかい場所も硬い場所もあるから自分で投げながら試してみて」と、らしい答えが返ってきた。「あいつはしっかりした大人に見られているんですけど、全然そんなことないんですよ。自分は藤浪とよく絡んでいたので分かります」と笑った。
同じく1年生でベンチ入りする浦和学院のエースだった佐藤は、大学では野手に専念する。理由は「同じ学年に沢田もいるので」。沢田はオープン戦では先発、中継ぎの経験を積み、どんな場面でもいける準備を整えてきた。甲子園で負け知らずだった男が、99年秋以来、優勝から遠ざかるチームに新風を吹き込む。
(スポニチ)