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「ブラバン!甲子園ライブ」開催 浦学など4校参加

 関東1都3県のブラバン強豪高校4校(拓大紅陵、浦和学院、横浜高校、日大三高)の吹奏楽部と応援団が参加したコンサート「第1回・ブラバン!甲子園ライブ」が9日、東京・NHKホールで開催された。「ブラバン!甲子園ライブ」は高校野球の応援曲を集めたCD「ブラバン!甲子園」のリリース10周年を記念して開かれたもの。

 コンサートの始まりを告げたのはポテトチップスのCMで“歌が上手すぎる女子高生”として話題を呼んだ鈴木瑛美子。緞帳が下りた状態でオープニングのステージ上手に現れた鈴木は「栄冠は君に輝く」をNHKホールに響き渡るように朗々と歌い上げ、2番を歌い終えたところで緞帳が上がり新谷先生(浦和学院)指揮のもと、4校選抜のメンバーが同曲を演奏。この独唱からフル演奏に続く流れは鳥肌モノの感動だったという。

 ステージにはMCを務める高校野球大好き芸人のいけだてつやと高校野球ブラバン応援研究家の梅津有希子のふたりが登場しプレイボール宣言。

 第1試合はステージ左手に拓大紅陵、右手に浦和学院のメンバーが並び、まずは両校のエール交換を経て、各々のヒッティング・マーチを演奏。MCによる解説を挟みつつ、両校顧問の先生にインタビューも実施。ここでは各校が異名同曲を各々演奏し聴き比べを披露するコーナーも設けられた。そして後半はビクトリー・メドレー対決。

 拓大紅陵は、野球部ユニフォームを着たチア・ガールが応援に加わり、華やかな演奏を聴かせると、浦和学院はパイプオルガンのあるバルコニーでファンファーレを響かせたり、スーザフォン廻しというトリッキーなプレイを駆使しながら質実剛健な演奏で攻める。奇しくも同じ赤のユニフォームながら、両校、全く違ったスタイルで客席を魅了した。

 第2試合は左手に横浜高校、右手に日大三高がそれぞれ陣を敷く。比較的に女子の多い他校に比べて、横浜高校は男子校。力強い演奏と客席で激しく鼓舞する応援指導部員によって会場の熱気は急上昇。一方、日大三高は鮮やかなブルーのTシャツを身に纏い1F客席通路にはチア・ガールが並ぶ。総勢120名を超える部員は今回の参加校の中でも最大級。統率が取れた一糸乱れぬ演奏と派手なパフォーマンスで魅せるステージを展開した。

 エンディングは4校の部員全員が集結し、応援曲「アフリカン・シンフォニー」と星野源の「恋」を演奏。そして最後、MCの「来年もまたやります!」宣言では会場が感動と興奮に包まれた。

(RBB TODAY)

  

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