都市対抗野球県予選が28日に開幕するのを前に、審判技術講習会(県野球協会主催)が7日、さいたま市大宮区の県営大宮公園野球場で行われた。日本野球協会の中本尚(たかし)アマチュア野球規則委員長(66)を講師に、審判員約30人が基礎から動きを再確認した。
日本通運と浦和学院高校の選手ら約50人が協力し、本塁でのクロスプレーや盗塁などを行った。審判員らが、中本さんらの助言を受けながら、判定した。
中本さんは「審判は一度間違えると、観客の信頼をその日のうちに取り戻すのは不可能」とした上で、「社会人野球はレベルが高く選手の足も速い。スピードに負けずにしてほしい」と期待した。
都市対抗野球県予選の審判を務める予定の小島和彦さん(41)は「初心に戻って、体で思い出せた」と話した。
(毎日新聞埼玉版)