【写真】打撃練習に励む金田(右)ら浦和学院ナイン=27日午後、同校
第94回選抜高校野球大会(3月18日から13日間・甲子園)の出場32校を決める選考委員会は28日にオンラインを併用して開催される。昨秋の関東大会で4強入りした浦和学院の7年ぶり11度目の出場は確実。
一般選考は29校を選出。各地区の出場校数は北海道1、東北2、関東4、東京1、北信越と東海はともに2。近畿は神宮大会枠を含め7、中国と四国は各2、九州4。関東・東京の総枠は6、中国・四国の総枠は5で、最後の1校はそれぞれ両地区を比較して選ぶ。
戦力以外の特色を加味する21世紀枠では3校が出場。全国9地区の候補校を東日本(北海道、東北、関東・東京、北信越、東海)と西日本(近畿、中国、四国、九州)に分けて1校ずつ選び、残りの7校から3校目を決める。選ばれなかった6校は一般選考に回る。
28日は午前9時から21世紀枠候補校の推薦理由説明会を行い、10時半からの21世紀枠特別選考委員会と地区別小委員会で出場32校を決定。午後3時から21世紀枠、続いて一般選考の出場校が発表される。
森監督「初出場のつもりで」
選抜大会出場の発表を翌日に控える浦和学院ナインは、同校のグラウンドで午後2時から練習を実施。シートノック後、3班に分かれて3ケ所バッティング、ティーバッティング、ウエートトレーニングを順番に回して約4時間、汗を流した。
昨秋は新体制で関東ベスト4に食い込み、7年ぶり11度目の選抜と2季連続の甲子園出場が有力視されている。選抜の経験があるのは三浦コーチ(選手時代)のみ。森監督は「スタッフ、選手一同、初出場の気持ちで吉報を待ちたい」と表情を引き締めた。
昨秋の関東大会では山梨学院との準決勝で本格派右腕を打ちあぐね、延長十回の末に2-9で敗れた。課題克服に努めたこの冬は、打撃練習で木製バットを使用し、ミート力と飛距離強化に時間を費やした。この日も快音を響かせたナインは100メートル越えの打球を連発。主将の八谷は「浮かれることなく、いい雰囲気でできた」と語り、新チームから4番の鍋倉は「わくわく半面、経験したことがないプレッシャーがある」と春の訪れに胸を高鳴らせた。
(埼玉新聞)
出場校発表をライブ中継
毎日新聞の公式サイト「センバツLIVE!」で、28日午後3時からの出場校発表がライブ配信される。また、「スポーツナビ」でも中継される。