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<浦和学院だより>右の本格派対策で調整 9年ぶり決勝へ30日近江戦

【写真】練習を終え、笑顔を見せる浦和学院の選手たち

 9年ぶり2度目の決勝進出を懸けて準決勝に臨む浦和学院は29日、兵庫県西宮市内で約2時間半の練習を行った。

 ウオーミングアップの後、守備練習とシート、フリー打撃練習を実施した。シート打撃では、近江(滋賀)のエース山田対策に取り組み、森監督は「うちは左打者が多い打線なので、落ちる系のポールへの対応を練習した」と語った。

 3試合連続で先発したエース宮城は、ブルペンで捕手を立たせたまま約100球を投げて調整。森監督は「少し疲労が見られるが、他の投手もいる。ここからは宮城だけの負担にならないように勝っていければいい」と先を見据えた。

 準決勝で対戦する近江の印象について「投打の軸の山田君は、右の本格派でストレートが強い」とした。主将の八谷は「相手は打線もしっかり振ってくると思う。野手からしっかりリズムをつくるというところで、ミスがないように守りたい」と意気込んだ。新生・浦和学院が甲子園で歴史の一ページを刻むための戦いに挑む。

成長試される一戦

 準々決勝までの3試合で浦和学院は、この冬に強化した長打力と鍛え上げられた堅守を発揮している。

 まず打線は、伊丹、金田、鍋倉、高山の2~5番打者に本塁打が飛び出し、チームとして3試合連続本塁打を記録。長打も12本と一冬越えて成長が見られる。守備でも、九州国際大付(福岡)戦で左翼手小林の好返球が光るなど、計3試合で1失策と安定している。森監督は「選手たちが力を出している。堅守から攻撃にリズムがつくれている」と手応えを感じる。

 準決勝で顔を合わせる近江(滋賀)は近畿地区の補欠校として出場。勝負強い打撃で勝ち進み、滋賀県勢初の選抜大会4強入りを果たした。投打の軸は4番でエースの山田。最速148キロの本格派右腕は3試合連続完投とスタミナも豊富だ。打っても長打もあり、チャンスに強い。森監督は「山梨学院の榎谷君にタイプが似ている」と分析する。

 山梨学院の榎谷には、昨秋の関東大会準決勝で10回5安打8奪三振に抑えられ、得点は2点止まり。本格派投手の苦手意識克服のために取り組んだ打線強化の成果を近江戦で発揮できるか。

 「2、3点の争いで終盤勝負かと思う。山田君はいい投手なので、どう打ち崩すか」と指揮官。昨秋からの成長を試す絶好の機会となる一戦で勝利し、9年ぶりの栄冠へ王手をかける。

4強は全員陰性

 選抜高校野球大会の大会本部は29日、準決勝に進出した浦和学院、近江(滋賀)国学院久我山(東京)大阪桐蔭を対象とした大会中のPCR検査で、4校の同宿者計129人は全員が新型コロナウイルス陰性と確認されたと発表した。28日の準々決勝後に検査を実施した。

 今大会は1回戦勝利校と、準々決勝勝利校がPCR検査を受ける。

(埼玉新聞)

浦学、準決勝へ「万全」30日第1試合で近江と

 第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で7年ぶりの準決勝進出を果たした浦和学院は、大会第10日第1試合(30日午前11時開始予定)で近江(滋賀)と対戦する。選手たちは休養日の29日、兵庫県西宮市内で約2時間半、打撃練習などで汗を流した。

 森大監督は「すごく良い雰囲気で試合に臨めている。開幕戦で大分舞鶴という素晴らしいチームと戦えたことが選手に良い影響を与えている」と大会の3試合を語る。練習では、3戦連続完投の近江・山田陽翔投手を「投打の軸」と捉え、似たタイプの右腕投手の球を打たせるシート打撃にも取り組んだ。「投手戦になると思う。良い投手なのでどう打ち崩すか。2、3点の争いで終盤勝負になる」

 八谷晟歩主将は「準々決勝でミスが出たが、今日の練習で足りないところは補えた。万全な状態で臨めそう」と手応えを感じた様子で、準決勝に向け「悔いのないように全員野球で。先を見ず、一戦必勝で監督を信じてぶつかる」と力を込めた。

(毎日新聞埼玉版)

浦和学院「終盤勝負」で近江・山田の攻略狙う 森監督「投手戦になるのでは」

キャッチボールする浦和学院の選手たち

 大会休養日となったこの日、準決勝に出場する浦和学院(埼玉)が兵庫県西宮市内で約2時間半、調整を行った。代表取材に応じた森大監督(31)はここまでの戦いを振り返り、「すごく良い雰囲気で試合に臨めている」と語った。

 準決勝で対戦する近江(滋賀)については、投打で軸となっている主将の山田陽翔投手(3年)をカギに上げ、「投手戦になるのではないかと思っている。2、3点の争いで、終盤勝負かと思っている」と予想。この日はノックや打撃練習などで汗を流し、「落ちる系のボールへの対応を練習させた。シート打撃でも、山田君に似たような投手の球を打たせた」と万全の対策で挑む。

 主将の八谷晟歩内野手(3年)も「野手からリズムを作るというところで、ミスがないように守りたい」と意気込み。13年以来、9年ぶりの頂点まであと二つとなったが、「先を見ず、一戦必勝で監督を信じてやっていきたい」と力を込めた。

(デイリースポーツ)

浦和学院が近江・山田攻略に自信 八谷主将「まずはしっかり打ち崩す」

 第94回選抜高校野球大会の準決勝(30日)を控えた29日、浦和学院(埼玉)は兵庫・西宮市内で練習を行った。近江(滋賀)との一戦はエース山田の攻略が大きなポイント。ここまで4本塁打と好調な打線が、3戦すべてに完投している好投手をどう攻めるか。

 この日はシート打撃、フリー打撃などで約2時間、汗を流したが、森監督は「やはり投打の軸の山田君。右の本格派でストレートが強い。うちは左打者が多い打線なので、落ちる系のボールへの対応を今日も練習させた。いい投手なので、どう打ち崩していくか。シート打撃でも、山田君に似たような投手の球を打たせた。投手戦になるのではないかと思う。2、3点の争いで、終盤勝負かと思っている」と警戒心を強めた。

 また、エース宮城の疲労を考慮し「ここからは彼だけの負担にならないように戦っていければと思う。金田、浅田、芳野、野口らがしっかり投げられないと、残り2試合を勝つことはできない。カギは投手陣」と継投策で臨む構えだ。

 主将の八谷は「万全な状態で挑めそう。まずは山田投手をしっかり打ち崩したい。自分たちは伝統の守備からリズムというところでやってきたので、それを打撃につなげられれば。魂を込めてプレーし、悔いのないように全員野球で戦いたい。先を見ず、一戦必勝で監督を信じてやっていきたい」と気合を入れた。

(東スポ)

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