【写真】聖望学園に敗れ涙するナインに笑顔で声をかける浦和学院・森監督(中央)
第104回全国高校野球選手権埼玉大会は26日、県営大宮球場で決勝が行われ、ノーシード聖望学園が1-0でAシード浦和学院に完封勝利し、13年ぶり4度目の優勝と甲子園出場を決めた。
聖望学園は、エース岡部が4安打完封。打線は三回無死三塁から2番大橋の右前への先制タイムリーが決勝点となった。
優勝した聖望学園は、全国高校野球選手権大会(8月6~22日・甲子園)で県勢として5年ぶり2度目の深紅の大優勝旗を目指す。
王者の威厳、最後まで 鳴り潜めた強力打線
夏の大会2連覇、県内5季連続優勝を狙い王者として挑んだ浦和学院だったが、聖望学園の先発岡部の前に1点が遠かった。10得点を奪った準決勝の花咲徳栄戦から、各選手の調子を考慮して4人の打順を入れ替えた打線は散発4安打と沈黙した。
先発の宮城が三回に連打を浴び、1点を先に失う。今大会、4回戦の本庄東戦や準決勝同様、逆転に向けた軌跡を描きたかったが、聖望学園の先発岡部の制球を生かした投球を前に、スコアボードに「0」が並んでいく。
各打者がバットを振り切り、劣勢でも強気で戦う「超攻撃野球」を掲げる打線だ。味方の援護を信じ、力投を続ける宮城に報いたかったが、持ち味の強力打線は鳴りを潜めた。
鍋倉に代わり、今大会初めて4番に入った伊丹は「想像以上に良い投手だった。対策していたが、バッテリーがテンポを変えてきて打てなかった」と、攻略の糸口を見いだせなかった。
九回無死二、三塁のピンチを切り抜け、最後の攻撃に懸けた。先頭の伊丹が四球で出塁。一発出れば逆転の場面で、打席に準決勝で逆転3ランの八谷。「今までも劣勢の場面は多かった。引いていても結果は出ない」と思いを込めて放った打球は遊ゴロとなり併殺。3季連続甲子園出場の道は絶たれた。
選抜大会で4強入り、春の関東大会は5年ぶりの優勝を飾り、県内公式戦31連勝と記録を伸ばし続けた。常に目標とされ重圧の中で戦ってきた。森監督は「ずっと苦しかったがいい試合だった。素晴らしかった。紙一重で、野球の女神が向こうにほほ笑んだ」。
甲子園出場を信じて疑わなかった選手たちは、大粒の涙を流した。それでも試合終了直前まで「王者」として堂々と戦った浦和学院の威厳は薄れることはない。
エース宮城、誇り胸に力投154球
「今までで一番楽しく投げることができた」。地元・沖縄を離れて浦和学院で過ごした2年3カ月の野球生活に終止符が打たれたが、154球を投じたエース・宮城はすがすがしかった。
三回の投球が明暗を分けた。無死から三塁打と右前打を許し、決勝点となる1点を失った。七回を除き毎回走者を背負う苦しい投球。「仲間がひっくり返してくれると信じ、守りに入らず投げた」と四回以降は「0」を刻んだ。
雨中のマウンドにも気持ちを切らさず、たどり着いた九回。無死二、三塁を迎える。マウンドに集まった捕手の高山ら仲間の声に「自分は1人じゃない」。笑顔を見せたエースは後続の3人を断ち、最後の攻撃に望みを託した。
昨夏の甲子園で果たせなかった全国制覇を掲げて練習に取り組んできた1年間。強豪校でエースを務めることの重圧は計り知れないが、自らの役割を貫いた。森監督は「宮城の頑張っている背中がチームを盛り上げてくれた。(決勝は)ベストピッチング。ありがとうと伝えたい」と背番号1をねぎらった。
重圧はね返し打線をけん引 金田
準決勝まで10安打9打点と浦学打線をけん引してきた3番金田。六回に1安打を放ったが「どんな時もヒットを狙っていた。相手の制球力が高くて狙い球を絞り切れなかった」。八回にはスライダーで、今大会2度目の三振を奪われ「良い球だった」と速さや切れだけではない投球術に感服した。
甲子園で勝つため、高校生活のほとんどを野球に費やした。想像以上の重圧を感じたという最後の夏も力は出し切った。「相手の精神力が上回った。悔しいが、次に生かしたい」と敗戦を受け止めた。
女房役、エースに感謝 高山
九回無死一塁で回ってきた5番高山の第4打席。3球目にバットを出したが中飛に倒れた。「欲しい1本が最後に出せなかった」。強打の捕手として中軸を担ってきたが、決勝では3打数無安打に抑えられた。
試合後、ベンチ前で完投した宮城とキャッチボールをしていた捕手高山の目からは涙が流れていた。キャッチボールを終え、宮城は「ありがとう」と高山の手を握った。高山は「決していい相方ではなかったと思うけど(宮城を)最後まで信じきれて良かった」と振り返った。
八谷、胸張り「やり切った」
主将としてチームをまとめてきた八谷が最後の打者になった。九回1死一塁。「やっぱり自分に回ってきた。絶対打てる」と打席に立ったが、遊ゴロで併殺とされた。準決勝で決勝の逆転3ランを放ったが、その再来とはならなかった。
それでも「悔しさよりやりきった気持ちが強かった」。劣勢でも一切引かずに振っていく攻撃を体現できたと胸を張る。「自分を主将に選んで、信じてついてきてくれてありがとう」。ともに支え合った仲間への感謝の言葉で夏を締めた。
今大会を振り返って 私学勢8強独占 公立勢16強に2校
開会式で3年ぶりの入場行進が行われ始まった大会は、聖望学園がノーシードから頂点に立ち、12日間の熱い夏に幕が下ろされた。
13年ぶり4度目の栄冠に輝いた聖望学園は、7試合で72安打42得点を記録し、投手陣は0・92と驚異的な数字を誇った。浦和学院、山村学園、昌平を退けての優勝は、私学4強の強さを証明した。
浦和学院は、県内5季連続優勝は果たせなかったものの、エース宮城に3番金田ら選抜4強の地力はさすがと言わんばかりだった。秋以降の新チームがどれだけ力を付けてくるのか楽しみだ。
3年ぶりに4強入りした花咲徳栄は王座奪還とはならなかったものの、準決勝の浦和学院戦での約3時間の激闘は、意地と意地のぶつかり合いで心を躍らされた。学校創設100周年の山村学園は6試合中、5試合で先制点を奪い、リードを守る形で勝利し、自分たちの試合展開を確立させてきた。
8強は、11年ぶりに私学勢が占めた。西武台が3回戦で1試合5本塁打を放って夏の最多記録タイに並んだ。武南の石橋は、今では珍しいエースで4番と投打でチームを引っ張った。川越東のエース伊藤は、けがから復帰し、準々決勝の完封劇は見事だった。大宮北は49年ぶり、所沢は35年ぶりに16強入りし、公立勢も健闘した。
浦和麗明のエース吉川が1試合で20奪三振を記録した2回戦は記憶に残る。
コロナ感染防止のため、声を出しての応援はできなかったが、3年ぶりのブラスバンドの応援は久しぶりにスタンドからの熱を感じた。
(埼玉新聞)
センバツ4強の浦和学院が涙の敗退 宮城「全国制覇を目標にしていたので悔しい」
センバツ4強の浦和学院は1点に泣き、3季連続の甲子園出場を逃した。
エース・宮城誇南投手(3年)は雨の中の登板で力投し、9回8安打1失点。九回は無死二、三塁のピンチを無失点でしのいたが、勝利には結びつかなかった。宮城は「今までで一番楽しい試合だった」と振り返りながら「甲子園に行くことじゃなくて全国制覇を目標にしていたのでその機会を失ったのは悔しい」と落胆した。
優勝候補の大本命として注目され、追われる立場として臨んだ大会。決勝は相手エースの岡部に強力打線が封じられ、試合後は多くの選手が涙を流した。森監督は「今大会はここまで対戦した相手が研究してきた中でうちもよく勝ち上がってきた。この夏は苦しかったけど、野球の女神は向こうにほほ笑んだ。選手は責められない」と、13年ぶりに夏を制した聖望学園をたたえた。
卒業後の進路について、宮城は「大学に進学して勝てるピッチャーになりたい」と語った。
(デイリースポーツ)
センバツ4強の浦和学院、2年連続15度目の出場逃す
3季連続の甲子園出場を目指していた浦和学院が1点に泣いた。先発のエース左腕・宮城誇南(3年)は3回に1点を先制されながらも12三振を奪う力投をみせたが、打線が相手エース・岡部大輝(3年)に4安打に抑えられて完封された。
森大監督は「チャンスで打てませんでした。岡部君はいい投手でした。宮城も今大会一番のピッチングをしてくれました。選手は責められない。よく頑張りました」と選手をねぎらった。
(スポーツ報知)
センバツ4強の浦和学院、春夏連続甲子園ならず「悔いはあるけど最高の夏」
センバツ4強の浦和学院は、春夏連続での甲子園出場に1歩届かなかった。決勝で、完封負けを喫した。
昨秋から就任した森大監督(31)が掲げる“超攻撃型野球”を貫いた。1点を追う場面も、犠打ではなくヒッティングを選択。9回1死一塁で、八谷晟歩(せいほ)主将(3年)が遊併殺に倒れて試合終了した。
強力打線が、聖望学園のエース岡部大輝投手(3年)に4安打に抑えられた。森監督は「選手はよく頑張りました。チャンスで打てなかった。選手と一緒に『超攻撃型野球』を押し出しましたが、岡部くんがいい投手だった」と話した。
今秋ドラフト候補の金田優太内野手(3年)は4打数1安打。「悔しいです。この球場で負けるのが初めて。受け止められないけど、相手がマウンドに集まったのを見て、負けたんだなと思いました」と淡々と話した。
昨年からエースナンバーを背負った宮城誇南(こなん)投手(3年)は、9回を被安打8の1失点で完投。「去年の夏は先輩に甲子園に連れて行ってもらって、今年はどうにか連れていきたかった。あと1歩届かなかった。この仲間と最後までやることができたので、悔いはあるけど最高の夏でした」と話した。
(日刊スポーツ)
浦和学院エース・宮城君、お手本は「のび太」 甲子園めざし磨いた心
先発投手は、選抜4強の原動力になったエース左腕の宮城誇南(3年)。24日の準決勝では、花咲徳栄を相手に制球が乱れ、五回途中に降板していた。
この日も雨が降りしきる中、序盤から走者を背負った。三回には先頭打者の1番・菅野天空(3年)に三塁打を浴び、続く大橋優人(3年)の右前への適時打で先制を許した。
五回にも先頭の菅野に四球を与え、大橋の犠打と四球で1死一、二塁のピンチを迎えたが、4番打者の江口生馬(3年)を併殺打に仕留め、切り抜けた。
六回は先頭から2者連続三振を奪い、菅野を遊ゴロに仕留め、この試合初めて三者凡退に抑えた。
九回、連打で無死一、二塁とされた。雨が降りしきる中、自らの暴投で二、三塁にピンチが広がった。だが、連続三振と投ゴロでピンチを切り抜けた。九回で12個の三振を奪った。
九回裏、最後の攻撃は4番の伊丹一博(3年)からの好打順。伊丹はフルカウントから四球で出塁したが、後続が倒れ、惜敗した。
昨夏の甲子園について、宮城は「一瞬だった」と降り返る。初戦(2回戦)の日大山形戦は肩とひじのけがもあって、4番手で1回と3分の2を投げただけ。チームも3-4で敗れた。
この1年は、悔しさとともに歩んできた。けがから立ち直り、「腕に負担をかけずに強い球を投げる」ために、体作りと投球フォームの改善に取り組んだ。
かつてはスリークオーターのような投球だったが、けがの影響でひじをかばうような投げ方になっていた。けがが癒え、改めて一番力が入るフォームを模索すると、やはりスリークオーターだった。「体を120%使えるように、無駄な動きを減らす練習をしてきた」。スピードガンの球速以上に威力のある球が投げられるようになった。
心理面でも成長した。昨秋から就任した森大監督の方針で、小論文にも取り組んだ。
宮城が題材に選んだ本は「『のび太』という生きかた」。これまでアニメ「ドラえもん」の中で「のび太はできない子」という印象を持っていた。だが、異なる視点で書かれたのび太の姿に、自らの固定観念に気づいたという。以後、チームメートと話す時、自分の考えと異なる考えに触れても「こういう考え方もあるんだ」と解釈できるようになったという。
選抜大会では3試合に先発し、23回余りを投げて失点3。4強入りの原動力になった。春の関東大会でも準々決勝の明秀日立(茨城)、準決勝の山梨学院大付といった選抜出場校との対戦で登板。5年ぶりの優勝に貢献した。
視線は常に全国に向いていた。全国の選手たちの姿を見ると、「まだまだ劣るな。あぐらをかいている暇はない」と自分を鼓舞。最後の夏に向けて、心身を磨いてきた。
「甲子園に再び戻り、レベルの高い打者に球速以上の力を感じる球を投げたい」。そう誓ったが、甲子園にはあと一歩、届かなかった。
(朝日新聞電子版)
浦和学院・宮城誇南「大学で勝てる投手に」聖望学園に1失点完投負けも意地の12K
関東を代表する左腕で浦和学院のエース・宮城は先発し、9回を8安打1失点。154球で12三振を奪う熱投も実らず「全国制覇を目標にやってきましたが、その機会を失ってしまったのは悔しい」と肩を落とした。
中学まで沖縄で育った宮城は「高いレベルで野球をやりたい」と越境して同校に進学し、2度の甲子園出場を果たした。今春の選抜大会では1回戦の大分舞鶴戦で完封勝利するなど2勝を挙げた。注目が集まる進路については「大学に進学する予定」で、「勝てるピッチャーになりたい」と成長を誓った。
昨秋に就任した森大(だい)監督は2季連続の甲子園出場を逃し「最後に野球の女神が向こうにほほえんでしまった。選手はよく頑張ったと思います」と選手をねぎらった。
(スポニチ)
浦和学院・宮城の154球、敗れてなお「今までで一番楽しい試合だった」
九回。連打と暴投で無死二、三塁のピンチを迎えた。「浦学が負けるかもしれない」。驚きや興奮が球場を包み始め、内野手が後ろから次々と声を張り上げた。
「悔いを残すな」「俺たちが絶対逆転するから」
追い詰められた自分に、仲間の言葉はいつもより頼もしく感じられた。雨が強くなり、新しいロジンを手にまぶす。「最後は魂だ」。ギアを一つ上げた。
余計なことは考えない。捕手のミットだけを見た。フルカウントでも変化球。2者続けて三振を奪った。
さらに点を取られたら敗色濃厚となる状況で二死までこぎ着けた。「ゼロで抑えれば試合の流れが変わる」。移り気なこの日の天気のように、球場の雰囲気もいつしか変わっていた。
最後の打者も低めのスライダー。投ゴロに打ち取り、追加点を与えなかった。この間21球。後は仲間が打ってくれると信じて、ベンチへ駆け戻った。
仲間信じて堂々と完投
春のセンバツではチームを4強に導いたが、今大会は花咲徳栄との準決勝で先発したものの五回途中に3失点で降板。ピンチに陥り、力任せになって直球を多投したと反省した。
この日の試合前、直球に頼らず変化球を織り交ぜようと決めた。「みんなに恩返ししたい」。その一心でマウンドに上がり、9回で154球を投げ抜いた。
重圧に負けない快投に、森大監督は「今大会で一番。夏の主役にふさわしい」と賛辞を送った。「悔しいが、投げていて一人じゃないと感じた。今までで一番楽しい試合だった」。銀に輝くメダルを胸に下げ、浦学のエースは堂々と球場を去った。
(読売新聞電子版)
浦和学院、宮城誇南投手「最高の夏」9回12奪三振
敗れても、浦和学院のエース左腕・宮城誇南はすがすがしかった。「今までで、一番楽しい試合だった」
1点を先行されて迎えた九回の守り。連打と暴投で無死二、三塁とされた。だが、連続三振と投ゴロで踏みとどまった。ピンチでマウンドに駆け寄った主将の八谷晟歩は「いつもの冷静な目をしていた」。9回を投げて12奪三振。森大監督も「今大会1番の素晴らしい投球だった」とたたえた。
この1年は、悔しさとともに歩んできた。けがから立ち直り、「腕に負担をかけずに強い球を投げる」ために、体作りと投球フォームの改善に取り組んだ。
選抜で4強入りし、春の関東大会を制した。でも全国の選手たちの姿を見ると、「まだまだ劣る。あぐらをかいている暇はない」と自分を鼓舞してきた。「甲子園に再び戻り、レベルの高い打者に球速以上の力を感じる球を投げたい」と誓った。
夢にはあと一歩、届かなかった。それでも、「最高の夏だった」。故郷の沖縄を離れて3年間、どんな時でも一緒にいた仲間と最後まで戦い抜いた。
浦和学院、超攻撃「やりきった」
打開策を見いだせぬまま、浦和学院は1点の先行を許して九回裏の攻撃を迎えた。先頭打者の伊丹一博(3年)が四球で出塁した。
ベンチでは、主将の八谷晟歩(3年)と森監督が話し合っていた。
「打たせましょう」
「超攻撃でいこう」
2人の思いは一緒だった。昨秋から磨いてきた「超攻撃野球」を貫くと決意。バントのサインを出さず、強攻策に出た。
だが、続く高山維月(3年)は中飛。八谷も遊ゴロ併殺打に倒れ、試合終了。八谷は天を仰ぎ、悔しそうな表情を見せた後、少しはにかんだ。「やりきった」
森監督も「力みもプレッシャーもあったと思う。でも、思い切り振りにいってくれた」とたたえた。
(朝日新聞埼玉版)
試合結果
全国選手権埼玉大会・決勝(7/26・県営大宮)
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
聖望学園 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 1 |
浦和学院 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 |
【浦】 | 宮城-高山 |
【聖】 | 岡部-江口 |
三 | 菅野(聖) |
打撃成績
浦和学院 | ||||
位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 |
⑦ | 大勝 | 4 | 1 | 0 |
⑧ | 小林 | 3 | 0 | 0 |
⑥ | 金田 | 4 | 1 | 0 |
⑨ | 伊丹 | 3 | 0 | 0 |
② | 高山 | 3 | 0 | 0 |
⑤ | 八谷 | 3 | 1 | 0 |
③ | 鍋倉 | 3 | 0 | 0 |
① | 宮城 | 2 | 0 | 0 |
④ | 大内 | 3 | 1 | 0 |
計 | 28 | 4 | 0 | |
聖望学園 | ||||
位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 |
③ | 菅野 | 3 | 1 | 0 |
⑥ | 大橋 | 1 | 1 | 1 |
⑨ | 上石 | 2 | 1 | 0 |
② | 江口 | 4 | 0 | 0 |
⑦ | 双木 | 4 | 0 | 0 |
⑤ | 三井 | 3 | 3 | 0 |
④ | 荒江 | 4 | 1 | 0 |
① | 岡部 | 3 | 1 | 0 |
⑧ | 渋谷 | 2 | 0 | 0 |
8 | 東山 | 2 | 0 | 0 |
計 | 28 | 8 | 1 |
投手成績
浦和学院 | |||||||
選手名 | 回 | 安打 | 三振 | 四球 | 死球 | 失点 | 自責 |
宮城 | 9 | 8 | 12 | 5 | 0 | 1 | 1 |
計 | 9 | 8 | 12 | 5 | 0 | 1 | 1 |
聖望学園 | |||||||
選手名 | 回 | 安打 | 三振 | 四球 | 死球 | 失点 | 自責 |
岡部 | 9 | 4 | 6 | 3 | 0 | 0 | 0 |
計 | 9 | 4 | 6 | 3 | 0 | 0 | 0 |
チーム成績
TEAM | 攻撃 | 守備 | |||||
三振 | 四死球 | 犠打 | 盗塁 | 残塁 | 失策 | 併殺 | |
浦和学院 | 6 | 3 | 2 | 0 | 6 | 0 | 2 |
聖望学園 | 12 | 5 | 4 | 0 | 9 | 1 | 2 |
聖望学園はエース右腕岡部が被安打4、6奪三振で浦和学院打線を完封した。三回の先制打が決勝点となり、主導権を渡さずに逃げ切った。三回に先頭打者の菅野が左中間への三塁打を放って好機をつくると、続く大橋の右前適時打で先制。エース岡部は序盤から凡打の山を築き、三回2死三塁のピンチは4番伊丹を空振り三振に仕留めた。その後も丁寧な投球で三塁を踏ませず、試合を通して長打を許さなかった。バックも2併殺と強固な守備でエースをもり立てた。浦和学院はエース宮城が12奪三振1失点で完投したものの、三回に連打で許した失点が最後まで重くのしかかった。打線は相手エースの前に4単打。九回に先頭の伊丹が四球を選んで無死一塁としたが、後続が中飛、遊ゴロ併殺に倒れた。