春季高校野球県大会第5日は28日、県営大宮など4球場で3回戦8試合を行いベスト8が決定する。ここまでCシード聖望学園、滑川総合、正智深谷が敗れたが、昨秋覇者の昌平など他のシード勢は順当に勝ち上がった。
3回戦の注目カードは、大宮東-東農大三。大宮東は2年エース冨士が、地区から連続27イニングを投げ1失点と好投。184センチの長身から投げ下ろす直球で三振の山を築く。昨秋4強の東農大三は、長島、寺山、渡辺、高嶋ら安定の上位打線で相手左腕を攻略できるか。
大宮南は制球力のある右腕高山を軸に、川越東、今秋8強の滑川総合を下してきた。準々決勝に進出すれば、1992年以来31年ぶりの8強入りとなる。対する立教新座は地区からの3試合31点と好調なバットで応戦する。
春初の8強入りを目指す秀明英光は大石、豊田、小島の継投で試合をつくりたい。1回戦で春日部共栄に11奪三振で完封したエース八巻を擁する狭山清陵や、2回戦で武南との延長戦を7-6のサヨナラで制した川口などの活躍も見逃せない。
(埼玉新聞)