【写真】新チームとして練習試合に臨んだ浦和学院の選手たち=10日、浦和学院高校グラウンド
6日の仙台育英(宮城)戦で9-19で敗退した浦和学院ナインは10日、同校グラウンドで秋の大会に向け新チームを始動させた。
この日は県外の高校と練習試合を2試合実施。試合前には新主将の三井が「ミスはオーケー。積極的にプレーして、とにかく楽しんで野球をしよう」と声をかけ、ともに2桁安打を放つなど10-1、7-7の結果だった。
試合では、二塁手で甲子園に出場した月山が「まずは全力疾走。やればできることからやらないといけない」と凡打でも一塁まで駆け抜けるよう仲間に厳しく伝える場面も。昨夏優勝校の走塁の速さに圧力を受け守備のミスを誘われた経験から、盗塁だけではない足の重要さを共有した。
「夏を勝つには打力」と打撃に力を入れてきた森監督。成果が実を結び18安打を放った一方、19失点で敗戦し「投手力と守備力。原点回帰して伝統をいかに取り込めるかが鍵になる」。聖地では先発入りの1、2年生4人が計7打点を挙げるなど打力は十分。まずは秋に向け、攻守で盤石な浦学を築いていく。
(埼玉新聞)