【写真】ガッツポーズを見せる浦和学院・三井=さいたま市
浦和学院は正智深谷と初戦 組み合わせ決まる
第106回全国高校野球選手権埼玉大会(7月11日開幕)の組み合わせ抽選会が18日、さいたま市内で行われた。
春季県大会の決勝に進んだ花咲徳栄、昌平がAシードで、同4強の山村学園、春日部共栄がBシードとなり、4ブロックに分かれた。花咲徳栄ブロックの勝者と山村学園ブロックの勝者が準決勝で戦う。
花咲徳栄は今秋ドラフト上位候補にも挙がる石塚裕惺内野手(3年)を中心に、打撃力は全国クラスのものがある。ディフェンス力が高まれば、大会の本命候補に挙げられる。同ブロックには西武台、市川越、叡明などが入った。
山村学園は左腕の西川歩投手(3年)が中心にゲームを作っていく好チーム。初優勝を狙う。同ブロックにはプロ注目左腕の冨士大和投手(3年)を擁する大宮東、聖望学園、埼玉栄などが入った。
昌平は今春の関東大会で1試合2本塁打した山根大翔外野手(3年)や桜井ユウヤ内野手(2年)など選手層が厚く、こちらも初優勝を狙える位置にいる。同ブロックには好右腕の中村謙吾投手(3年)を擁する熊谷商、投手力の高い上尾、バッテリー力に定評がある細田学園などが入った。
春日部共栄は本年度限りでの勇退を公表している本多利治監督(66)の最後の夏になる。好打者の平尾拓翔内野手(3年)中心に名将に聖地をプレゼントできるか。同ブロックには優勝候補に挙がる浦和学院、立教新座、西武学園文理が入った。
連覇狙う「”最恐”チャレンジャー」浦和学院はDシード プロ注目三井雄心主将「わくわく」
連覇を狙う浦和学院はDシードとして大会に臨む。勝ち上がれば、4強進出を懸けてBシード春日部共栄とあたる可能性のあるブロックに入った。
高校通算32本塁打を誇るプロ注目の三井雄心主将(3年)は「わくわくしています。“最恐”のチャレンジャーとしてこの夏に挑んでいきたいと思います」と意気込んだ。自身は練習試合で仙台育英(宮城)のドラフト候補右腕・山口廉王投手(3年)から二塁打を放っている。
チームは春季県大会の3回戦で西武台に敗退したものの、三井主将は「春の大会で負けてから、ほとんど負けないで来ています」と、その後の練習試合での好調ぶりを口にした。今年も優勝候補の一角として夏を戦う。
(日刊スポーツ)
浦和学院・三井雄心、父は元西武投手「高卒でプロに行けるように」
第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕、甲子園)の出場を懸けた埼玉大会の組み合わせ抽選会が18日、さいたま市内で行われ、2年連続16度目の優勝を目指す浦和学院は7月14日に正智深谷との初戦に臨む。元西武の投手、三井浩二氏(50)を父に持つ主将の三井雄心三塁手(3年)が意気込みを語った。
前年王者として臨む浦和学院。西武で通算36勝を挙げた三井浩二氏の長男で、主将としてチームをまとめてきた三井雄心は「春も秋も負け続けてしまった。夏は昨年も出ているので、連覇できるように一つずつ勝っていきたい」と表情を引き締めた。
2年時に出場した昨夏の甲子園大会は仙台育英との1回戦に「5番・三塁」で2安打3打点(試合は●9-19)。しかし新チームで臨んだ昨秋の埼玉大会は4強、今春は16強止まり。「自分が打てなくて終わってしまった」と責任を背負った。
高校通算32本塁打を誇る左のスラッガーは「少し小さくなっていた」という自覚があった打撃フォームやスイングの軌道を動画で撮影、修正に励んだ。父からは最後の夏に向け「絶対にチャンスで回ってくる選手だ」とハッパを掛けられ、「勝負どころで一本打てるような準備をしていきたい。しっかり活躍して高卒でプロに行けるように結果を残していきたい」と誓った。
三井雄心(みつい・ゆうしん)
2006(平成18)年6月19日生まれ、18歳。千葉県出身。小学3年時に軟式の武蔵野ファイターズで野球を始める。浦安高洲中時代は東都京葉ボーイズに所属。浦和学院高2年時の昨夏、甲子園大会に出場した。高校通算32本塁打。50メートル6秒4、遠投95メートル。憧れの選手はヤクルト・村上宗隆内野手。180センチ、80キロ。右投げ左打ち。
(サンスポ)