197センチのドラフト候補右腕が、9日開幕の埼玉大会に向けた最後の練習試合で、順調な仕上がりを見せた。浦和学院と、高崎健康福祉大高崎(群馬)の練習試合が6日、さいたま市内の浦和学院グラウンドで行われた。浦和学院の南貴樹投手(3年)は先発し、2回を投げて打者7人に1安打無失点。4日の水城(茨城)との練習試合で自己最速タイの145キロを計測したといい「調子が上がってきました」と手応えを感じた様子。森士(おさむ)監督(46)も「変化球でカウントが稼げるようになった。直球も走ってきた」と目を細めた。
強力打線で春の関東大会を制し、2年ぶりの甲子園には背番号10の南ら投手陣がカギ。12日の初戦・浦和実戦に向け、森監督は「充実した練習ができた。いかに試合で力を発揮できるかの準備をする」と力強く話した。試合は2-2の引き分けだった。
(日刊スポーツ)