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浦和学院、飯能にコールド勝ちで3回戦進出 夏のシード権獲得 春季県高校野球

【写真】先発の浦和学院・日高創太投手

 浦和学院が好投手を擁する飯能に10対0の6回コールド勝ちを収め、3回戦進出を決めた。

 飯能の先発は138キロ右腕・各務碧弥(3年)。その各務の出鼻をくじく鮮やかな先制劇を見せた。

 1回裏、1番・玉榮久豊(3年)の三塁打でチャンスを作り、2番・藤澤昂(3年)の適時打で1点を先制。初回は計8人の攻めで4点を先制した。2回裏にはスクイズで1点を追加。森大監督は「先制点をどう取るか。そして1点を貪欲に取る。この2つを大事にしてきました」と語る。その理由は昨夏の敗戦と関東大会準々決勝敗退にある。

 「昨夏、敗れた滑川総合戦ではなかなか1点を奪うことができませんでした。そして関東大会準々決勝の山梨学院戦では先制点を奪われ、劣勢を強いられる戦いでした。先制点をどう取るのかを選手たちはこだわってやってくれたと思います」と野手陣の打撃内容を称えた。

 1月30日のセンバツ出場校発表日では惜しくも選考漏れとなり、補欠校となった。森監督は「僕自身もそうですし、『日本一の悔しさ』を味わっているチームということを忘れずにここまで積み重ねてきました」と選考漏れの悔しさを糧に強力打線を作り上げた。

 今年はプロ志望の超高校級捕手・内藤蒼(3年)がいるが、前チームにいた藤井健翔(巨人)のように本塁打を量産できる打者は少ない。森監督は「浦和学院といえば超攻撃野球というのを大事にしていますが、今年の選手たちに問いた時、先制点が大事だと答えてくれました。そしてつながる打線を目指しています」と今年のチームカラーを明かす。

 今年の浦和学院の打者は簡単にアウトにならない。各務は130キロ台の直球、120キロ前半のスライダー、カーブ、チェンジアップ系をどんどん投げ込んでおり、公立校では上位の投手だ。他の県内の私学相手ならばそれなりに試合が作れる投手だろう。しかし、浦和学院打線は違った。ファウルで粘り、高めに浮いたボールを一瞬で逃さず、クリーンヒットを連発。徹底したフィジカル強化により、ライナー性の打球でも驚くほど伸びる。

 大事な初戦を勝ち上がった浦和学院。今大会も名門校に相応しい試合運びを見せてくれそうだ。

浦和学院が誇る超高校級捕手が2安打の活躍

浦和学院・内藤蒼捕手

 超高校級捕手・内藤蒼(3年)が3打数2安打1四球の活躍を見せた。第1打席で痛烈な左前安打を放ち、第4打席ではレフトへ鋭い二塁打を記録。その存在感を示した。

 森大監督が「アベレージ型の捕手」と評価するように、内藤は空振りが極めて少ない。昨秋の公式戦でも打率5割近くを記録しており、この日も138キロ右腕・各務碧弥(3年)にしっかりと対応した。「積極的に振るイメージで打席に入り、良い打撃ができたと思います。真っ直ぐに狙い球を張っていましたが、変化球にも対応できました」と納得の表情を浮かべる。

 高校通算本塁打は昨秋11月末の時点では5本だったが、冬を越えてさらに5本上積みし、10本まで伸ばした。本塁打を放つ際の飛距離は凄まじいが、基本はあくまでミート重視で高速打球を広角に打ち返す。守備面でも、二塁送球は常に1・9秒台を計測。セカンドベース上に正確に投げるコントロールの良さも秀逸だ。

 今年のドラフト候補は、例年と比較して野手の有力候補が少ないと言われている。その中で、攻守において極めて安定したパフォーマンスを披露する内藤は貴重な存在だ。このままチームを勝利に導く活躍を続ければ、その評価はさらにうなぎのぼりになるだろう。

(高校野球ドットコム)

浦和学院、春初戦で日高創太、深谷蓮、内藤蒼のドラフト候補3人そろって躍動 志望届提出も明言

(左から)先発の日高創太、4番で2安打の内藤蒼、好救援の深谷蓮

 浦和学院が春の初戦を戦い、最速147キロコンビの日高創太投手(3年)、深谷蓮投手(3年)、強肩強打の内藤蒼捕手(3年)のドラフト候補3人衆がそろって躍動した。試合後、森大監督(35)が、3人の今秋ドラフトでのプロ志望届提出を明言した。

 初回、2点を挙げた後の1死。内藤が左前打で好機を広げ、この回4点。6回には先頭で左越え二塁打を放ち、コールド勝ちの原動力に。「積極的に振るイメージ。今日はいい入りができた」と、持ち前の長打力を発揮した。

 投げては今春からエース番号を背負う日高が先発し「自信あるボールをゾーンに投げた」と、カーブ、スライダーで緩急をつけながら、5回を1安打無失点。6回からは深谷蓮投手(3年)が力強い真っすぐを投げ込み1回を1安打無失点と好救援した。

 チームを支えるドラフト候補トリオ。その成長の原動力は、昨秋の関東大会初戦で山梨学院に敗戦。今春のセンバツ出場を逃したことだ。森監督は「全国で一番悔しい思いをしたチームなんだ、と言い続けてきた」と振り返る。その悔しさを糧に、冬はそれぞれが練習に取り組み、日高、深谷はともに最速147キロを記録するほどに成長。内藤は長打力が伸び、チームの主軸として「超攻撃型野球」をけん引する。

 試合後、森監督は今秋のドラフトで3人そろって志望届を提出する、と明言。まずは、夏の甲子園での全国デビューに向け、1つずつ前に進む。

(日刊スポーツ)

試合結果

春季県大会・2回戦(4/25・県営大宮)

TEAM123456789HE
飯能000000   023
浦和学院413011x   10161
【浦】日高、深谷-内藤
【飯】各務-大口
中川(浦)
玉榮、大宮(浦)
伊藤、内藤(浦)

打撃成績

 浦和学院
位置選手名打数安打打点
DH玉榮421
R蜂巣000
藤澤441
⑧7鈴木202
内藤320
伊藤320
法量202
大宮321
中川321
R9松井000
⑨8城間220
日高
P深谷
26168
 飯能
位置選手名打数安打打点
大窟210
大熊310
富井300
各務300
佐藤200
8並木000
花岡200
大口200
戸張100
大高200
2020

投手成績

 浦和学院
選手名安打三振四球死球失点自責
日高5170100
深谷1130100
62100200
 飯能
選手名安打三振四球死球失点自責
各務616110108
616110108
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