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夏の悔しさバネにサヨナラ打 浦和学院2年・日高史也一塁手

2010秋関日高サヨナラ打
写真=九回2死満塁、日高が中前適時打を放ち劇的なサヨナラ勝ちを収めた(産経新聞)

 九回裏2死満塁でサヨナラ中前適時打を放った浦和学院の日高史也一塁手(2年)は、「直球一本に絞っていた。変化球だったら三振を覚悟していた」と笑顔で振り返った。

 今夏の大会では一度は選手登録されたが、実力不足から登録を外された。その日から、秋季大会に向けて悔しさをバネに練習に励んだ。新チームでレギュラーの座をつかむと、自分の持ち味の打力を生かして、「自分が打って勝たせる」と決意した。

 その言葉通り、今大会では2試合連続本塁打を放ち、決勝では5打数4安打3打点の大活躍。最後の打席では「四球は考えなかった。自分が返す」と無我夢中で振り切り、チームに優勝をもたらした。

 勝利の余韻に浸りつつも、「神宮、選抜では挑戦者として一試合を大事に戦いたい」と次を見据えた。

(産経新聞埼玉版)

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