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38校参加 あす開幕 高校野球秋季県大会

 秋季県高校野球大会は2日から12日まで、県営大宮など5球場で開催される。地区大会を勝ち抜いた38校のうち、上位2校が関東高校大会(10月31-11月4日・千葉)に出場する。来春の選抜大会出場へ向け、激戦を展開する各校の戦力をシード校中心に分析した。

 第1シード花咲徳栄は、県勢初となる4年連続の関東大会出場が懸かる。エース左腕・五明がけん引する投手陣と地区大会2試合で53得点を挙げた打線がかみ合えば、3連覇も夢ではない。

 五明は伸びのある直球と制球力が身上。右打者のひざ元に落ちる変化球の切れ味が抜群だ。打線は2番大塚と3番橋本が、地区大会2試合でそれぞれ7打点を挙げるなど好調を維持している。

 第2シード浦和学院は、今夏の経験者4人が残る強力打線が武器。主砲久保は左右に打ち分ける広角打法と選球眼の良さが身上。投手陣は南、阿部の両右腕、左腕・萩原と多彩だ。南、阿部はともに最速140キロの直球が持ち味で、萩原は制球力の良さで勝負。実力通りなら、花咲徳栄の連覇を阻む大本命になる。

 第3シード春日部共栄は、攻撃バリエーションが豊富だ。小泉、若山の器用な上位で好機をつくり、池内を中心とした自慢のクリーンアップでかえすのが得点パターン。左腕・静は直球が130キロ台だが、力で押す投球が得意。制球力向上が勝ち抜く鍵となりそうだ。

 第4シード市川越は、地区大会2試合で26得点と打線に破壊力がある。主軸は代表決定戦で3安打6打点と固め打ちした丹羽。今夏の3~6番がそのまま残り、他校への脅威も十分。上位進出は軟投派左腕・大岩根の出来に懸かっている。

 朝霞は尾崎、関谷の両右腕が2試合連続完封した注目校。昌平、栄北にはまとまりがあり、守備力に定評のある埼玉栄、鷲宮も侮れない存在だ。ダークホースは聖望学園、本庄一あたりか。熊谷、成徳大深谷の北部勢にも期待したい。

(埼玉新聞)

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