浦和学院(さいたま市緑区代山)のグラウンドは週末を中心に、甲子園に臨む選手を見ようとたくさんの「浦学ファン」が集まる。その一人、八潮市に住む会社役員、西山繁さん(64)は、15年前に息子が同校野球部に入部したのをきっかけに訪れ、最近では毎週のように顔を出す。
西山さんは、タイヤを引きながらグラウンドを駆けるナインの姿に「厳しい練習でも声を掛け合いながら必死にやっている。互いが信頼し合っている様子が分かります」と目を細める。
自身も高校球児だったという西山さんは、「ナインのエネルギーあふれる姿に若さをもらっている。甲子園に応援にいってみようかなあ」と語る。懸命な選手の姿が周囲の人をも元気付けている。
(毎日新聞埼玉版)