第42回明治神宮野球大会(23日から5日間・神宮など)の組み合わせ抽選が9日行われ、各地区の秋季大会を制した10校が出場する高校の部で、関東大会を2連覇した浦和学院は25日の準々決勝が初戦となり、関東一(東京)と愛工大名電(東海)の勝者と対戦する(11時)。
今夏の全国選手権大会準優勝の光星学院(東北)は初出場の神村学園(九州)と初戦の準々決勝で対戦する。
1回戦2試合は敦賀気比(北信越)-鳥取城北(中国)、関東一-愛工大明電。
優勝校が所属する地区に来春の選抜大会の「神宮大会枠」が与えられる。
大学の部は明大(東京六大学)が初出場の福山大(中国・四国)と、亜大(東都)は仏教大(関西2)-愛知学院大(愛知・東海・北陸)の勝者と、ともに準々決勝で対戦する。
◇「できることを全力で」
関東高校大会を2連覇した浦和学院は、25日の準々決勝で初戦を迎える。森監督は「『当たって砕けろ』の精神で一戦必勝。目の前の一戦で、自分たちのできることを全力でやるだけ」と意気込みを示した。
関東大会では、1回戦で今春の選抜大会覇者の東海大相模(神奈川)を3-1で破って勢いに乗り、その後は打線が爆発。甲府工(山梨)との準々決勝では12安打10得点し、高崎健康福祉大高崎(群馬)との準決勝は15安打11得点。決勝では作新学院(栃木)に5-0で快勝し、頂点へ一気に駆け抜けた。
昨年の明治神宮大会はベスト4。準決勝で日大三に2-5で屈した。しかし森監督は「去年は去年」と過去よりも未来に視線を向ける。来春の選抜大会出場はほぼ確実。「求められている目標に向けての大事な一戦になっていく」と強調した。
(埼玉新聞)