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快進撃に沸騰 吹奏楽で打線鼓舞 野球部OBエール

◇吹奏楽で打線鼓舞

 アルプススタンドでは、生徒会などが中心となり今年度結成した「浦学ファイヤーレッズ」のそろいの赤いジャンパーをまとった吹奏楽部員62人が新曲「ファイトソング」を演奏し、打線を鼓舞した。曲名にふさわしく軽快でリズミカルな旋律にダンスを取り入れた。顧問の高畑圭史教諭が知人の作曲家に依頼し完成させた曲で、部員は今年1月から野球部に負けない猛練習を積んできた。林百恵副部長(3年)は「新曲で野球部を後押しし演奏の面でも優勝したい」と話していた。

◇後輩21人応援続け

 ユニホーム姿でメガホンを握りしめていたのは、ともに広島市出身の山根佑太外野手と伊藤祐貴投手が中学の時に所属していた少年野球チーム「ヤングひろしま」の後輩21人。山根外野手が打席に入る度に「ホームラン打って」「頑張れ」と叫び続けた。八回、山根外野手が2点適時打を放つと全員、跳びはねてメガホンを打ち鳴らした。2年後輩にあたる水岡拓巳主将(14)は「めっちゃすごい先輩たち。優勝してほしい」と大喜びしていた。

◇野球部OBエール

 昨年センバツに出場した野球部の卒業生4人が夜行バスで駆けつけた。4人は昨夏に同部を引退した後も練習を手伝ってきた。今栄尚人さん(18)は「涙が出そうに感動している」と大声でエール。中山智弘さん(18)は「落ち着いてプレーしてくれれば大丈夫。昨年と比べて精神的に強くなった」。荒井大樹さん(18)は「冬の練習の成果が出ている」。加藤遼さん(18)は「気持ちで負けず頑張ってほしい」と、後輩たちの雄姿に目を細めていた。

(毎日新聞埼玉版)

◇石巻から横断幕

 三塁側アルプス席には、宮城県石巻市立鹿妻・渡波保育所から贈られた横断幕が掲げられた。赤、ピンクなど色鮮やかな水玉と、にっこりと笑う子どもたちの似顔絵が描かれ、「浦和学院のお兄ちゃん、がんばって!!」と書かれている。

 部員は昨年12月と今年1月、東日本大震災の被災地・石巻市で計9日間、がれきの片づけなどのボランティア活動をした。同保育所では幼児と一緒に遊んだことから、お礼にと、子どもたち28人が約2週間かけて仕上げたという。

(読売新聞埼玉版)

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