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浦和学院、“吉報”待つ 感謝の清掃、準備は万端

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【写真】マシンを磨き、翌日の発表に備える浦和学院ナイン。左から山根、贄、斎藤=24日午後、浦和学院高校グラウンド(埼玉新聞)

 第85回選抜高校野球大会(3月22日から13日間・甲子園)の出場36校を決める選考委員会が25日、大阪市の毎日新聞大阪本社で開かれる。昨秋の関東大会で史上初の3連覇を達成した浦和学院と、準優勝した花咲徳栄の選出は確実。出場が決まれば浦和学院は3年連続9度目、花咲徳栄は3年ぶり3度目となる。県勢が2校出場するのは、2003年の浦和学院と花咲徳栄以来10年ぶり3度目。

 第85回の記念大会のため、出場校は例年より4校増。困難な条件を克服するなど戦力以外の特色を加味する21世紀枠では、9校の候補校から1校増の4校を選出する。東日本大震災の津波で学校が被災し、福島第1原発事故の影響も受けた、いわき海星(福島)が選ばれるかが注目される。

 一般枠は3校増の32校で、東北地区からは今大会限定の特別枠である「東北絆枠」と神宮大会枠を加えた4校が選出される。東北絆枠は東北の一般選考候補校から1校が選ばれる。例年2校の東海地区は3校に、5校の中国・四国地区はそれぞれから3校選出となる。

 25日は午前9時から21世紀枠候補校の推薦理由説明会を行い、選考委員会総会で各地区別の選出校数を確認する。午前11時からの21世紀枠特別選考委員会と地区別小委員会で出場校を選出。午後3時に21世紀枠の4校から順次発表され、同4時ごろまでに出場36校が出そろう見込み。

◇感謝の清掃 準備は万端

 浦和学院ナインは、14日に降った大雪の影響でグラウンドが使用できなかったため、午後から清掃などをして翌日に迫った発表に備えた。

 バッティングマシーンを磨いたり、ボールの仕分け、室内練習場の整備やトレーニングルーム、部室の雑巾がけなど、練習して体を鍛えることは大前提だが、普段お世話になっている道具や場所へのお礼を込め、きれいにすることも大切。ナインは普段と変わらぬ様子で1カ所、一つずつ、誠心誠意掃除していた。森監督も練習ができない状況と重ね合わせ「選んでもらえるのにふさわしい準備をして発表の時を待ちたい」と力を込める。

 昨秋に史上初の関東3連覇に輝き、3年連続の選抜と3季連続の甲子園出場は確実なだけに1年生エース小島は「あまり意識はないです」と涼しい顔。主将の山根は「決まったらうれしいと思うけど、まだ実感が湧きません」と感情を表現しづらそう。そんな中、心待ちにしている選手も。新チームから外野で定位置をつかんだ斎藤は「ワクワクしてます」と、はやる気持ちを抑えていた。

(埼玉新聞)

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