【写真】森監督(右端)が見守る中、シート打撃で快音を響かせる木暮ら浦和学院ナイン=17日午後、甲子園球場(埼玉新聞)
◇「ここからが勝負」
初戦となる土佐(高知)との2回戦を1週間後に控えたチームは17日、午後2時から甲子園練習を30分間行った。
まず実施したシートノックで、入念に確認したのが甲子園独特のフライ対策。森監督(右打ち)と中村コーチ(左打ち)が交互に飛球を放ち、内外野とも最後まで目を切らずに追うことを意識し取り組んでいた。捕手西川は一塁、一塁手木暮は三塁、三塁手高田は捕手も、それぞれこなした。
続いてシート打撃では涌本、伊藤の両右腕がプレートの少し前から投げた球を、各打者とも中堅から逆方向へ快音を響かせ、好調ぶりをうかがわせた。最後に投手5人がマウンドから投球練習して慌ただしく締めくくった。
3年連続の選抜出場とあって森監督は「思った以上に緊張してなかったようだ」とナインに視線を送り「春からこのグラウンドが使えてありがたい」と春風を浴びてすがすがしい表情。右の代打として期待が高い前田は「夢舞台に来た実感が湧いてきた」と目を輝かせた。
昨夏以来のマウンドに上がったエース小島は「やっぱり気持ち良かった。目標の日本一へ、成長した姿を見せます」と笑顔の中にも闘志をみなぎらせる。初めて甲子園の土を踏んだ右翼手斎藤は、「風とボールの軌道を頭に入れてプレーしたい。ここからが勝負です」と、はやる気持ちを抑え、本番を見据えた。
(埼玉新聞)
◇3季連続の浦和学院が甲子園練習
3季連続の甲子園出場となった浦和学院(埼玉)は落ち着いた様子で練習した。
左腕エース小島和哉投手(2年)は昨夏以来となる甲子園のマウンドの感触を確かめて「久しぶりな感じ。普通のマウンドと全然違うのでやっぱり気持ちいい」と話した。
(日刊スポーツ)
◇浦和学院が甲子園練習 グラウンドの感触確かめ
【写真】グラウンドに駆け出す浦和学院の選手たち(毎日新聞埼玉版)
22日開幕の第85回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する浦和学院は17日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で練習に臨んだ。3季連続の甲子園出場とあって、選手らは落ち着いた表情でグラウンドの感触を確かめていた。
30分の持ち時間のうち約25分をノックと打撃練習に使い、ノックでは捕球する度に「ナイスプレー」などと声を掛け合っていた。
山根佑太主将(2年)は「緊張はしなかった。とにかく初戦ではしっかりと打ち勝ちたい」と意気込んでいた。森士監督は「バッティングでは低くて早い打球を意識し、良くできていた。しっかりとコンディションを整えて試合に臨みたい」と話した。
(毎日新聞埼玉版)