昨春センバツ優勝左腕の浦和学院(埼玉)小島和哉投手(3年)が卒業後の進路に東京6大学リーグの強豪、早大を希望していることが8日、分かった。
U18(18歳以下)アジア選手権で準優勝した高校日本代表はこの日早朝に、タイから関西国際空港へ到着し、帰途に就いた。別れを惜しんだ小島は、自身の進路について「大学へ進学して4年後のプロ入りを目指せれば、と思っています」と明かした。早大は今秋ドラフト1位候補の有原航平投手(4年=広陵)が卒業を迎えるだけに、希望がかなえば大きな戦力になる。
小島は今春、制球に苦しみながらもエースとして県大会優勝へ導いたが、救援した関東大会初戦(山梨学院大付)で9回サヨナラ本塁打を浴びて敗戦。「春負けたことでいろいろ考えました」と、最速143キロ左腕はレベルアップの必要性を痛感。夏は県大会3回戦(県川口)で敗れた。
高校野球生活最後の大会となったU18アジア選手権は3試合で好救援し、切れのあるスライダーで翻弄(ほんろう)。「自信になりました」と振り返り、来季神宮球場での活躍を誓った。
◆小島和哉(おじま・かずや)1996年(平8)7月7日、愛知・弥富市生まれ。小学1年から野球を始め中学は行田シニア。高1春からベンチ入りし昨春センバツでは全5試合に先発。持ち球は直球、カーブ、スライダー、チェンジアップ、スクリュー。175センチ、75キロ。左投げ左打ち。
(日刊スポーツ)