3月4日、さいたま市文化センターにて、平成26年度卒業証書授与式(35期生782名)が行われた。
答辞を務めた野球部の小島和哉さん(鴻巣市立赤見台中学校出身)。高校生活の思い出とともにお世話になった先生方・両親・そして仲間へと感謝の想いを伝えた。
「かけがえのない最高の仲間へ。今の自分があるのは仲間のおかげであり、ここで築きあげた友情は、この先も果てしなく続くと信じています。」と語り、仲間のうなずく姿や涙を流す姿が映った。
また、東日本大震災以降継続して交流を続けている石巻・東松島市との交流活動についても触れ、交流の「絆」「人々の温かい繋がり」を伝えた。
そして、「今ある恵まれた環境が当たり前でないこと、何にしても失ってから気付くのではなく、それがあるうちに気付き、今あるものを大切にしていくことこそが、震災から学んだ教訓。心に刻まれた経験をしっかりと受け止め、活かしていくことがこれから生きて行く中で、最も大切なことだと思います。」と語り、様々な想いが溢れる感動の卒業式となった。
さらに、交流活動を通じて家族・兄弟のような深い絆で結ばれる、東松島市の方々より祝辞が届き、野球部卒業生に手渡された。思わぬサプライズに野球部一同喜びに溢れた。
(浦和学院高校公式ホームページ)