◇球児の夏、きょう開幕 |
第97回全国高校野球選手権埼玉大会は10日、県営大宮球場で開会式が実施され、球児たちの熱いドラマが幕を開ける。連合2チームを含む157チームが一枚の甲子園切符を争い、28日の決勝まで熱戦を繰り広げる。
開会式を翌日に控えた9日はリハーサルを行い、入場行進でプラカードや大会旗を持つ女子マネジャー、選手宣誓を務める深谷の江原敬登主将(3年)らが参加。県高野連役員の指導で、先導や進行の流れを入念に確認した。今回は入間向陽の女子マネジャー・徳永美紅さん(3年)が大会名のプラカードを持って先頭を歩き、大会創設100周年の記念旗、大会旗と続く。
開会式は午前11時開始。開智-新座総合の開幕戦は午後1時半にプレーボール。
◇高まる緊張、いよいよきょう開幕 入念にリハーサル |
第97回全国高校野球選手権埼玉大会の開幕を翌日に控えた9日、県営大宮球場で開会式のリハーサルが実施され、入場行進でプラカードや大会旗を持つ野球部の女子マネジャー、選手宣誓を行う深谷の江原敬登主将らが参加。県高野連役員の指導で約1時間にわたり、入場行進の先導やアナウンスの手順を入念に確認した。
今大会は西部地区のマネジャーが大会プラカード、大会創設100周年の記念旗、国旗、大会旗持ちを担当。開会式の司会進行、場内アナウンスも分担して務める。
大会プラカードを持って先頭を行進するのは入間向陽の女子マネジャー徳永美紅さん(3年)。リハーサルを終え「裏から見るとグラウンドが広い。本番は前を向いて笑顔で歩きたい」と背筋を伸ばした。
開会式の司会は市川越の五十嵐葉月さん(3年)と坂戸西の堀江由美さん(3年)。前半を務める堀江さんは「声が響くので難しい。明るく元気に楽しみたい」と緊張の面持ち。五十嵐さんも「選手からエネルギーをもらって、最後の夏を頑張りたい」と意気込む。
選手宣誓の大役を務める江原主将はマイクの感覚と動き方をチェック。「後悔しないように、ゆっくりハキハキと宣誓したい」と晴れ舞台に立つ自身を思い浮かべた。
熊谷地方気象台によると10日は曇り時々晴れ。所によって雷を伴う雨が降る天気になるという。同日のさいたま市の予想最高気温は29度。
◇場内アナウンス準備万全 市川越・山本さん、坂戸西・藤森さん |
市川越の山本穂乃佳さん(3年)と坂戸西の藤森彩花さん(3年)の2人が場内アナウンスを担当する。原稿は1週間ほど前に受け取り、「テスト勉強の合間を縫って練習した」と山本さん。藤森さんも「朝のグラウンドで練習してきた」と万全を期している。
2人は1年次から球場で顔を合わせていて息もぴったり。リハーサルでは緊張からかミスもあったが、山本さんは「ハキハキと話す」。藤森さんは「きれいな声で喋りたい」と大役を全うするつもりだ。
(埼玉新聞)