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U-18日本代表、カナダに逆転勝ちで決勝進出王手 津田、4打数2安打

 野球のU-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)第7日は3日、各地でスーパーラウンドが行われ、1次リーグでA組首位通過の日本は、大阪市舞洲スタジアムで1次リーグB組3位のカナダと対戦し、5-2で逆転勝ち。日本はA組1位で通過した1次ラウンドから6戦全勝。スーパーラウンドは1次リーグの成績を持ち越すため日本は3勝0敗とした。韓国が米国に敗れ初黒星を喫したため、日本が単独首位となった。日本は4日の韓国戦に勝てば1位が確定し6日の決勝へ進む。

 日本の先発・佐藤(仙台育英)は、2回に制球が乱れ2四球などで2死三塁とされ、暴投で1点を失ったが粘りの投球を披露。2試合連続の完投で、5安打2失点。3回の1死一、二塁から5者連続三振を奪うなど、13奪三振の力投を見せた。カナダの4番で今年6月の大リーグドラフトでマーリンズから1巡目指名(全体12番目)された主砲・ネイラーからも2三振を奪う力投だった。

 打線は、この日もオコエ(関東第一)の快足が光った。1点を追う2回、先頭のオコエが投手への打球がグラブに当たり、外野まで転がる間に二塁を陥れてチャンスを作り、津田(浦和学院)のニゴロで三進、郡司(仙台育英)の深い遊ゴロ間に同点に追いついた。3回には杉崎(東海大相模)、勝俣(東海大菅生)の連打で築いた1死一、二塁で清宮(早実)は空振り三振に倒れたものの、平沢(仙台育英)が中前タイムリーを放ち勝ち越し。続くオコエも中前タイムリーで4―1と突き放した。2点差とされた6回には、1死満塁で杉崎の中犠飛で1点を加えた。オコエは7回にも四球で出塁し、二盗で送球が逸れる間に一気に三塁まで走る足も見せた。

 1日のメキシコ戦を左膝の違和感で欠場した清宮は、4番・指名打者で先発出場し、3打数無安打1四球、2三振だった。

 カナダはこれで0勝3敗。決勝進出を懸けたスーパーラウンドは米国、オーストラリア、韓国、キューバと合わせた6チームで行われ、1次リーグの成績を持ち越す。日本は4日に韓国、5日にはキューバと対戦する。

(スポニチ)

 試合結果(スーパーラウンド第1戦)
 TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
カナダ 0 1 0 0 1 0 0 0 0 2 5 1
日本 0 1 3 0 0 1 0 0 x 5 8 0
【カ】 ●モクサム、ボーレガード、デノーゴーディエ-エージ
【日】 ○佐藤-郡司
オリモロイ(カ)杉崎、平沢、オコエ(日)
 浦学・津田選手の成績

 津田選手は7番セカンドでスタメン出場し、4打数2安打。守備でも終始安定したプレーを見せた。

 2回表、カナダの攻撃。無死一、二塁のピンチで4-6-3(津田→平沢→勝俣)のセカンドゴロ併殺打に打ち取る。津田選手は今日も安定した守備が光る。

 2回裏、無死二塁から津田選手の第1打席。フルカウントからセカンドゴロ、これが進塁打となり走者は三塁へ。最低限の仕事を果たす。

 3回裏、2死一塁から津田選手の第2打席。2ボールから3球目を打ってレフト前ヒット!

 5回表、カナダの攻撃。無死満塁の大ピンチで6-4-3(平沢→津田→勝俣)のショートゴロ併殺打。この間に三塁走者が生還し1点を許すが、次打者を空振り三振に抑え、日本は最少失点で切り抜けた。

 6回裏、先頭の津田選手の第3打席。1ボールから2球目を打ってライト前ヒット!郡司の打席のとき暴投で津田選手は二塁へ。舩曳の打席のとき暴投で津田選手は三塁へ。1死満塁から杉崎の犠牲フライで津田選手が生還。5-2とリードを広げる。

 7回裏、2死一塁から津田選手の第4打席。津田選手の打席のときオコエ盗塁成功、捕手からの送球が逸れる間にオコエは三塁へ。2死三塁。津田選手は空振り三振。

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