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本塁打、大幅増の76本 4回戦まで振り返る

 第99回全国高校野球選手権埼玉大会は順調に日程を消化し、18日までに4回戦を終えてベスト16が出そろった。これまで県内各地で再試合1試合を含む141試合が行われた。各チームがしのぎを削った4回戦までを振り返る。

 4回戦までの戦いで大会通算本塁打が76本と脅威的な数字をたたき出している。近年の4回戦までの本数、98回大会の41本、97回大会の28本と比較しても、ずばぬけて増加していることが分かる。

 Aシード浦和学院の2年生蛭間は今大会で3戦連発となる4本塁打をマーク。半波和仁(浦和学院)、有馬直人(大宮南)が夏の大会で記録した大会通算個人最多本塁打6本まであと2本に迫り、今後の活躍にも注目が集まる。

 シード勢のうち11校が順当に16強に駒を進めた。山村学園、叡明は初の5回戦進出。Dシード本庄東はエース左腕桐敷を中心に、投打の軸が接戦を勝ち上がるごとに力を蓄えている。Bシード市川越を破った北本はエース田辺青が3安打完封と勢いに乗ってきた。

 序盤戦では激戦が展開され、好投手を擁する実力校が姿を消した。Dシード武南のエース布川は星野に延長十回で2-3と敗れた。埼玉栄の米倉も本庄東に1-2とそれぞれ初戦の2回戦で1点に泣いた。

 2回戦の早大本庄-熊谷商は4-4で延長十五回引き分けとなった。再試合では早大本庄が8-4と競り勝ち、印象に残る一戦となった。

 4回戦までの141試合でサヨナラ勝ちは4試合、延長戦は10試合。コールドゲームは63試合だった。

(埼玉新聞)

ノーシードが5校が あす5回戦

 埼玉大会は16強が出そろった。春の県大会16強によるシード校のうち、11チームが勝ち進んだ一方で、5チームがシード校を下して上位に進んできた。

 春季関東大会覇者の浦和学院は全3試合でコールド勝ち。計42得点、無失点と投打で強さが際立つ。4番蛭間が4本塁打を放つなど好調だ。3連覇を狙う花咲徳栄も計39得点。投手陣がどれだけ安定した投球を見せられるかが鍵を握る。

 昨年準優勝の聖望学園と、春4強の市川越を破った北本は1回戦から勝ち上がった。聖望は3試合が逆転勝ち。北本は下手投げの田辺青の投球に注目だ。

 その北本を含め公立校は5校。シード校西武台を破った朝霞は先頭打者の黒沢が今大会7割近い打率でけん引する。全3戦コールド勝ちのふじみ野や昨年4強の大宮東にも注目が集まる。

 川越工と川越東の川越勢対決など、8強をかけた5回戦は21日、3球場で予定されている。

(朝日新聞埼玉版)

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