県高野連、昨夏の優秀選手20人を表彰

県高野連表彰を受けた選手たち＝３０日午後、さいたま市民会館おおみや

　埼玉県高野連（吉野龍男会長）は３０日、さいたま市民会館おおみやで日本学生野球協会表彰選手と昨夏の第９９回全国高校野球選手権埼玉大会優秀選手の表彰を行い、花咲徳栄前主将の千丸剛二塁手ら２０人に記念の盾が贈られた。優秀選手には花咲徳栄から最多の８人が選ばれた。

　昨夏の全国高校野球選手権で県勢初となる深紅の大優勝旗を持ち帰った千丸は日本学生野球協会表彰を受け、「こういったものをいただいたからには、恥じないようにやっていかなければいけない。これからの責任を強く感じる」と引き締まった表情で話した。

　優勝の原動力となった猛打線をけん引し、埼玉西武にドラフト２位で入団した西川愛也左翼手は「２年の春にけがをして、それがなかったらもっといい選手になっていたと思うこともあるが、けがを乗り越えて得たものもある」と振り返った。

　準優勝した浦和学院の山本晃大中堅手は「夏を戦ったメンバーと久しぶりに顔を合わせて、いい刺激になった。勝ちたかったが、楽しい試合が３年間できたので、この代でよかったと思う」と懐かしんだ。

　創部初の４強入りを果たした山村学園の前主将で東日本国際大に進む金子翔大遊撃手は「山村学園初の表彰で、伝統をつくれた。高校野球で学んだことを大学で生かしたい」。同じく４強の春日部共栄の前主将の川畑光平二塁手は「レベルの高いところで野球がやれてよかった」と話した。

（埼玉新聞）