優勝候補の浦和学院が夏の初戦で圧巻の投手力を見せつけた。
エース河北が4回完全、5回から登板した2番手の左腕・永島も3回完全の快投。7回参考ながら継投での完全試合を達成した。
背番号1を背負う河北は「1番をもらえると思っていなかったのでうれしかったし、責任感を持ってやらないといけないと思った。きょうは朝から準備をいつも以上にやった」と振り返った。
予定されていた継投だったとはいえ、無安打は継続。それでも永島は「緊張はなかった」と堂々と低めにボールを集めた。「僕は2年なので、3年生最後の夏で足をひっぱるわけにはいかない。支えるのが役割」と謙虚に話した。
(スポニチ)
浦和学院が初戦突破 蛭間は右手だけで中飛
浦和学院が7回コールドで初戦を突破した。
プロ通算26本塁打の蛭間拓哉中堅手(3年)は本塁打こそ出なかったものの、外野フェンス際や右翼ポール際に力強い打球を飛ばした。低めに崩されながら、ほぼ右手だけで120メートルの中飛を打ったシーンも。「少し力んだ。もう少し修正していきたいです」と話した。
投手陣は河北将太投手(3年)と永島竜弥投手(2年)の好投で、7回参考の完全試合リレーとなった。
(日刊スポーツ)
浦和学院、左右2投手で「完全継投」 走者許さず
5年ぶりの夏出場を目指す浦和学院が、南埼玉大会初戦の2回戦を“完全継投”で突破した。河北、永島の2投手が一人の走者も許さず、盈進学園東野に7-0で7回コールド勝ちした。
右腕河北は「緊張した。背番号1をつける責任を感じながら投げた」。伸びのある直球とカーブ主体の組み立てで四回まで抑えた。五回から投げた左腕の永島は2年生。「河北さんが試合を作ってくれた。緊張なく投げられた」。七回は三者連続三振で締めた。
ベンチにはプロ注目の渡辺ら、まだ複数の投手が控える。永島は「この投手陣なら甲子園に行ける」と話した。
(朝日新聞)