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浦学、日大山形に3-4で惜敗 宮城「どんなときも厳しく優しく親身」監督に感謝

 30年間浦和学院を率い、夏は12度、春は2013年の優勝を含む10度と計22度の甲子園出場でさい配を振るった森士監督(57)が臨んだが最後の夏は、初戦の日大山形戦に逆転負けで幕を閉じた。

 浦和学院は一回に4連続長短打で2点を先行したが、その裏、日大山形が2四球に犠打を絡め2本の適時打で追いついた。さらに三回裏、日大山形が敵失、四球に2本の長短打で2点を勝ち越して逆転。浦和学院は八回に1点を返し、九回も2死満塁まで粘ったが、最後は遊ゴロで試合終了となった。

 敗れた浦和学院の森士監督は「先制したが、実戦から離れていた分、守備に乱れが出て流れを持っていかれた。紙一重の勝負だったと思うが、甲子園で1勝する厳しさを思い知らされた」と振り返った。

 30年にわたって浦和学院を率いてきた森監督は、今大会かぎりでの退任を発表していて、「最後に甲子園に連れてきてくれて、選手たちには感謝しかない。3年生たちは高校生活をやりきってくれたと思うので、結果を受け止めて今後の野球人生や自分の人生につなげていってもらいたい」と柔らかい表情で話していた。

 敗れた浦和学院のキャプテンで4番の吉田瑞樹選手は先制のタイムリースリーベースヒットを含む長打を3本打ったが、9回のチャンスではショートゴロに倒れ、最後のバッターになった。

 吉田選手は、「1回に先制点が欲しいところで打てたのはよかった。ただ9回の満塁の場面は、ツーアウトからみんなが粘り強くまわしてくれたチャンスだったので、1本打てなくて申し訳ない」と話した。

 そのうえで21日の試合で退任する森監督に対して「一番お世話になったので、勝ちたかったがそれができなくて悔しい。なんとか甲子園で1勝したかった」と悔しさをにじませていた。

浦和学院・宮城誇南「どんなときも厳しく優しく親身」監督に感謝

力投する浦和学院・宮城

 浦和学院の背番号1、宮城誇南(こなん)投手(2年)は悔しさをかみ殺した。2-4の7回1死二塁に4番手で登板。後続を断ち、8回も3人で片付けた。真っすぐは130キロ台ながらピュッと伸び、変化球も切れた。打者5人をパーフェクト。だが、打線の逆転はならず、初戦で敗退した。「ずっと3年生に頼りっぱなしでした。最後まで頼りっぱなし。自分の仕事は、あまりできなかったと思います」と淡々と話した。

 今夏限りでの退任を表明していた森士監督(57)と一緒にプレーする最後の試合となってしまった。「どんなときも厳しく、優しく、親身になっていただいた。感謝したいです」。今年1月には、部内で新型コロナウイルスのクラスター感染が発生。活動停止となった。先が見えない不安の中、ミーティングで森監督から言われた言葉が忘れられない。

 「こんな状況だけど、絶対に諦めたら、そこで終わりだから」。

 宮城は「逆境に立たされても、はい上がる力、負けない力、諦めない心を教わりました」と振り返った。今春埼玉大会優勝、そして夏も優勝で甲子園につなげた。

 新チームでは、投手の柱として期待される。「まだまだ未熟で、大黒柱には程遠いです。また(甲子園に)戻ってきたとき、心身ともに成長して、勝てる投手、チームの大黒柱として機能する投手になれたらいいと思います」と決意を口にした。

(日刊スポーツ)

浦和学院率いて30年、森監督最後は初戦敗退 甲子園通算28勝

1回表浦和学院2死三塁、藤井の中前適時打に丸ポーズの森監督

 全49校最後の出場となった浦和学院(埼玉)は初戦敗退となり、同校を30年間率いてきた森士監督(57)の最後の試合となった。同監督は甲子園通算48試合で28勝だった。

 初回に2点を先制した。2死一塁で、4番の吉田瑞樹捕手(3年)の中堅フェンス上段直撃の適時三塁打で1点を先制。さらに2死三塁で藤井一輝外野手(3年)の中前打で2点目を奪った。

 先発は、背番号6の内野手兼任となる吉田匠吾投手(3年)。初回に2点を失い同点とされ、3回から継投に入ったが逆転を許した。

 2-4で迎えた8回無死三塁で藤井の右犠飛で1点を返し、9回にも2死満塁としたが、吉田瑞が遊ゴロに倒れ、試合終了となった。

(日刊スポーツ)

勇退の森監督、感慨深げ

 今夏限りで勇退する浦和学院の森監督は、敗退にもすがすがしい表情だった。30年間チームを率い、2013年春に甲子園初制覇を果たすなど強豪校に育てた。「3年生にとっても最後。みんなが精いっぱいやってくれた。(甲子園は)改めて最高の舞台だと思った」と感慨深げだった。

 4番で主将の吉田瑞は「厳しい中に優しさのある監督だった。甲子園で何とか1勝をと思ったけど、成し遂げられずに残念」。恩師への感謝を胸に、悔しさもかみしめた。

(時事通信)

センバツV腕の浦学OB・ロッテ小島、退任の恩師・森監督に「お疲れさまでした」

 甲子園に出場していた浦和学院OBのロッテ・小島和哉投手が母校の奮闘をねぎらった。

 「今日の試合は、試合開始から終了までテレビで見ることが出来ました。結果として悔しいかもしれないですが、まずはお疲れさまでした」

 この日の浦和学院は日大山形と初戦を戦ったが、3-4で敗退。母校が甲子園出場を決めてからは、「後輩が頑張っているので、僕も励みになっている」と明かし、18日の西武戦では今季6勝目を挙げていた。

 今夏限りで恩師の森士監督が退任することも表明していたことも気になっていた。「このコロナ禍で試合が出来たことに感謝して選手は次のステップに進んでもらいたいですし、監督にはお疲れさまでしたと言いたいです」と気遣っていた。

(スポニチ)

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