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新生浦学、心・技・体鍛え いざ全国へ 7年ぶり11度目

 第94回選抜高校野球大会が18日、甲子園球場で開幕。7年ぶり11度目出場の浦和学院は、大会第1日の開幕試合となる第1試合(10時開始予定)で21世紀枠で選出されて初出場の大分舞鶴と対戦する。

 昨夏の第103回全国高校野球選手権を区切りに、30年間同校で指揮を執った父・士(おさむ)氏が勇退し、長男の森大監督が就任。前体制が築いた堅守と新たに強化した長打力で昨秋は、県大会で優勝し、関東大会ではベスト4入りを果たした。

 さらなる高みを目指すため、この冬は、体づくり、脳の活性化、メンタル強化の「三本の矢」を掲げて技術面以外のことにも注力。心技体の3要素を鍛え、「超攻撃野球」を掲げる浦和学院の球春が到来する。

 選抜大会には過去10度出場し、通算成績は20勝9敗。全国優勝を最高成績に、ベスト4が2度、ベスト8が3度と輝かしい結果を残している。11度目となる今大会。新生・浦和学院が甲子園で桜を咲かせる。

応援コメント

持てる力余すことなく 大野元裕知事

 対戦相手が21世紀枠で選抜された、注目度の高い学校、大分舞鶴高校と決まり、初戦に向けて一段と気持ちが高まってきたことと思います。甲子園では、心身ともに万全の態勢で試合に臨み、紫紺の優勝旗を目指して、持てる力を余すことなく発揮されることを期待しています。皆さんの健闘を734万の県民の皆さまとともに、心からお祈りします。

誇りを胸に闘い抜いて 高田直芳教育長

 対戦相手の大分舞鶴高校は21世紀枠で選抜された、注目度の高い学校です。初戦までにチームの絆をさらに深め、一丸となって試合に臨んでください。そして甲子園では、本県代表としての自信と誇りを胸に、優勝を目指して戦い抜いてください。皆さんのご活躍を、心から祈念しております。

チーム一丸全国制覇を 清水勇人さいたま市長

 浦和学院高等学校の皆さま、7年ぶり11度目のセンバツ出場おめでとうございます。森大監督の新体制のもと、甲子園で浦学旋風を巻き起こしてください。チーム一丸となり再び全国制覇を成し遂げられるよう、133万さいたま市民と共に応援しています。

9年ぶりの優勝に期待 坂上節県高野連会長

 浦和学院高等学校野球部ならびに関係者の皆さま、第94回選抜高校野球大会への出場おめでとうございます。埼玉県高野連として、7年ぶり11度目の春の甲子園で持てる力を存分に発揮し、9年ぶりに優勝旗を持ち帰ってくれることを期待します。

「チャレンジ」で大暴れ 神谷進県高野連専務理事

 浦和学院高校の野球部関係者の皆さま、第94回選抜大会出場おめでとうございます。11回目の出場となりますが、新生浦和学院にとって初めての甲子園です。紫紺の大優勝旗を目指し、チャレンジ精神で大暴れしてください。そして甲子園に新たな歴史を刻んでください。期待しています。

初の甲子園へ「新たな風を」森大監督

 平成生まれの31歳。今大会最年少タイの監督として甲子園に挑む。「新たな風を吹かせるように準備してきた」と闘志を燃やす。

 家族も認める温厚な性格。弟の光司氏は「子どもの頃、兄弟げんかしても手を出してこなかった。こんなに優しい人を見たことがない」と語りつつ、「だからこそ、選手に厳しくする時は苦労があると思う」と監督の兄から相談を受けるという。

 初めて甲子園に訪れたのは、1歳の時。1992年の選抜大会に就任1年目で出場した父・士(おさむ)監督に案内されてベンチ裏からのぞいたのが始まり。そして、高校3年夏に投手でマウンドに立ち、昨夏は部長でベンチから戦況を見守った。監督として戻ってきた甲子園に「コーチ時代の延長線上の感覚。(昨年)夏のリベンジを果たしたい」。新生・浦和学院のかじを切る。

森大(もり・だい)

 浦和学院高~早大~三菱自動車倉敷オーシャンズ~筑波大学院~早大大学院。高校3年夏に投手で甲子園に出場。2016年に同校コーチに就任。コーチの傍ら筑波大大学院でスポーツバイオメカニクス、早大大学院で心理学を学んだ。21年秋から父・士(おさむ)から引き継いで監督に就任した。保健体育科教諭。1990年12月28日生まれ。さいたま市出身。

紡いだ伝統、光る個性 ”超攻撃”で聖地挑戦

  1. 宮城誇南
    ①投手②2004年9月5日(新3年)③173センチ、73キロ④左・左⑤6秒1⑥沖縄読谷⑦打者の内角をえぐるピッチング⑧全国制覇⑨大胆不敵、なんくるないさ
  2. 高山維月
    ①捕手②2004年11月29日(新3年)③180センチ、73キロ④右・左⑤6秒2⑥福岡春吉⑦長打力、肩力⑧バックスクリーンに放り込む⑨人生ギャンブル
  3. 鍋倉和弘
    ①一塁手②2004年10月22日(新3年)③174センチ、92キロ④左・左⑤6秒8⑥宮崎住吉⑦長打力⑧甲子園の記録を塗り替える⑨失敗は成長している証拠
  4. 大内碧真
    ①二塁手②2004年5月11日(新3年)③173センチ、72キロ④右・左⑤6秒3⑥富士見西⑦選球眼、堅実な守備⑧全力プレーで観客を魅了する⑨勇猛果敢
  5. 八谷晟歩
    ①三塁手②2004年5月10日(新3年)③170センチ、75キロ④右・右⑤6秒2⑥佐賀神埼⑦ガッツ⑧チャンスで一本、勝負強さを見せます⑨初志貫徹
  6. 金田優太
    ①遊撃手②2005年2月12日(新3年)③182センチ、80キロ④右・左⑤6秒2⑥川口芝西⑦長打力⑧チームを勝たせる投打守をする⑨習うより慣れる
  7. 喜屋武夢咲
    ①左翼手②2005年4月23日(新2年)③175センチ、72キロ④左・左⑤6秒5⑥沖縄那覇松城⑦ミート力⑧バッティングでチームの勝利に導く⑨やればできる
  8. 小林聖周
    ①中堅手②2005年11月8日(新2年)③163センチ、65キロ④左・左⑤6秒2⑥千葉市川下貝塚⑦積極的な打撃⑧注目投手からヒットを打ちチームの勝利に貢献⑨今を全力で
  9. 伊丹一博
    ①右翼手②2004年7月12日(新3年)③180センチ、80キロ④右・右⑤6秒3⑥さいたま宮原⑦長打力⑧一戦必勝で目の前を全力で戦い、優勝します⑨堅忍不抜
  10. 浅田康成
    ①投手②2004年6月16日(新3年)③174センチ、77キロ④右・右⑤6秒2⑥愛知東海平洲⑦全力投球とフィールディング⑧145キロ出す⑨継続は力なり
  11. 芳野大輝
    ①投手②2004年6月26日(新3年)③177センチ、76キロ④左・左⑤6秒6⑥熊本西原⑦緩急を使った打ち取るピッチング⑧夏の悔しさを晴らす⑨根性
  12. 近内丈
    ①捕手②2004年7月23日(新3年)③182センチ、87キロ④右・右⑤6秒9⑥福島矢吹⑦セカンドスロー⑧(本塁打を)レフトスタンドに入れます⑨獅子搏兎(はくと)
  13. 藤野航
    ①一塁手②2004年7月27日(新3年)③173センチ、75キロ④右・右⑤6秒1⑥所沢山口⑦勝負強さ⑧ここぞという場面で必ず打ちます⑨人間万事塞翁が馬
  14. 大勝朱恩
    ①二塁手②2004年8月7日(新3年)③173センチ、74キロ④右・左⑤6秒4⑥新座二⑦勝負強さ⑧目標の全国制覇に貢献するため、自分の役割を全力でします⑨自分次第
  15. 森塁
    ①三塁手②2004年8月6日(新3年)③172センチ、78キロ④右・左⑤6秒3⑥さいたま東浦和⑦広角打法、ミート力、ボイス⑧一番目立つ⑨七転八倒
  16. 三宅流架
    ①左翼手②2004年5月14日(新3年)③173センチ、73キロ④右・左⑤6秒0⑥熊本合志⑦思い切りのいいスイング⑧今までの悔しい思いをぶつけて暴れる⑨感謝
  17. 野口拓夢
    ①投手②2004年9月30日(新3年)③171センチ、67キロ④右・左⑤6秒7⑥春日部葛飾⑦伸びのあるストレート⑧全力投球⑨常に全力
  18. 日高智陽
    ①右翼手②2005年3月5日(新3年)③184センチ、77キロ④右・右⑤6秒3⑥北本⑦積極性⑧チームの勝利に導ける打撃や守備で全国優勝に貢献する⑨自分らしく
①ポジション②生年月日(学年)③身長、体重④投打⑤50メートル走のタイム⑥出身中学校⑦セールスポイント⑧甲子園での抱負⑨好きな言葉

(投)左右二枚看板に安定感

 エース左腕宮城に遊撃手と兼任する右腕金田の二枚看板は安定感抜群。

 宮城は最速143キロの直球をより速く見せるようにチェンジアップなど緩急を使いつつ、強気な内角攻めで打ち取る。救援として登板の可能性が高い金田は、切れ味のいい直球とカットボールなどで空振りを取ることができる。

 2番手以降は、昨夏の甲子園経験者である左腕芳野とクレバーな投球が持ち味の右腕浅田。伸びのある直球を生かすために変化球を磨いた右腕野口も出番に備える。

(攻)鋭さ生かす多彩な打線

 しっかり振り抜いて鋭い打球を放つことを意識付けた打線は、試合序盤から得点を奪えるのが理想だ。

 2~5番は昨秋の主力で固めた。県大会で4番の伊丹が2番、広角打者の3番金田が入る。力で遠くに飛ばす4番鍋倉と技術で飛距離を出す5番高山とタイプの違う強打者だ。予想できないのが1番。打撃好調の大勝が入れば、八谷が9番となり、攻撃のバリエーションが増える。小林が入れば、足を絡めることができる。代打には勝負強い右の藤野、巧打者で左の三宅が準備する。

(守)失策最少、新3年生が軸

 昨秋の公式戦9試合で失策3と今大会出場校の中で明秀学園日立(茨城)と並んで最も少ない。レギュラー9人中、8人が新3年生で構成される。

 強肩が持ち味の捕手高山、遊撃手金田に中堅手伊丹のセンターラインはしっかりとしている。二塁手は守備範囲の広い大内か、打撃好調の大勝か。森監督の起用法にも注目だ。

 好守が光る三塁手八谷、強肩の右翼手日高にガッツなプレーでチームを盛り上げる一塁手鍋倉に期待。左翼手は、ともに新2年生の小林か、喜屋武が予想される。

秋季大会個人成績

打撃成績

選手名学年打率
1宮城誇南3.33315455456107
2高山維月3.4193110139220218
3鍋倉和弘3.375247934600010
4大内碧真3.30826783373015
八谷晟歩3.24025466242006
6金田優太3.438329149121109
7喜屋武夢咲2.20824453321002
8小林聖周2.4005221022002
9伊丹一博3.32128796223014
10浅田康成3
11芳野大輝3
12近内丈3
13藤野航3.45511254001001
14大勝朱恩3.60010164120005
15森塁3.3336121303001
16三宅流架3
17野口拓夢3
18日高智陽3
.3542375884542534224360
高山
高山3、鍋倉2、金田、伊丹、大勝
宮城2、鍋倉2、金田2、伊丹2、藤野2、大勝2、森、高山、大内、喜屋武

投手成績

投手防御率
宮城4.6029 1/31573737111515
金田3.2019 2/38616111297
浅田0.001620100
芳野0.002 2/31314400
野口0.001 1/3712200

※背番号の○数字は主将。データは地区大会1試合、県大会5試合分、関東大会3試合の計9試合分

(埼玉新聞)

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