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<浦和学院だより>左打者が勝利への鍵 きょう和歌山東と対戦

【写真】和歌山東との2回戦に向けて意気込みを語った森大監督

 浦和学院は和歌山東との2回戦を翌日に控えた23日、森監督らがオンライン会見で意気込みを語った。

 19日の初戦から2回戦までの期間では、温泉に入るなど休息を取った。練習では、打撃練習と相手の足を絡めた攻撃を想定した守備練習を中心に行った。森監督は「体も精神的にもリフレッシュできて、とてもいい準備ができた」と手応えを感じている。

 対戦する創部12年で初出場の和歌山東は、倉敷工(岡山)との1回戦で延長十一回の末に8-2で勝利。1-1の延長十回に一挙7点を奪うなど粘り強い。注意したいのは右横手投げで最速134キロのエース麻田。打者の手元で球が動き、独特な球筋で打たせて取るタイプだ。

 浦和学院にとって右横手投げとの対戦は、苦い経験がある。昨秋の県大会準決勝で上尾の2番手投手に8回2安打無得点に抑えられた。「苦しめられたが、(右横手投げの)球筋を見られたのはポジティブに考えたい」と語った。

 対策として森監督が自ら打撃投手を務め、低めの変化球の見極めを重点的に取り組んだ。「キーになるのは左打者。外の球をセンター方向に運ぶように意識すれば勝機が見える」。初戦で打点を挙げた金田、鍋倉、高山の左が並ぶクリーンアップに期待だ。

つなぐことを意識 初戦で本塁打の高山

 23日の大会第5日を終えて計15試合で本塁打は、1本のみ。

 初戦で貴重な本塁打を放った高山は「試合前にホームランを打つとおばあちゃんに言って、結果を出せて喜んでくれた」と目を細めた。宿舎では広陵(広島)-敦賀気比(福井)の試合を観戦するなどして過ごしていたという。

 対戦する和歌山東の右横手投げ・麻田に対しても、高山の活躍に期待が懸かる。「自分が警戒されている中で、つなぐことを意識したい」と意気込んだ。

(埼玉新聞)

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