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県高校野球4地区選抜交流戦 選手の技術向上図る

【写真】3回表北部2死一、二塁、山崎の適時二塁打で二塁走者・池田と一塁走者・田中(17)が生還し、喜ぶ北部ベンチ

 県高野連監督会が発案した高校野球の第1回県4地区選抜チーム交流戦が19、20日、熊谷公園球場で開催され、4試合を行った。日ごろ異なる学校で汗を流している選手たちが、地区ごとにチームを編成し、白球を追った。県高野連によると、交流戦は全国初の試み。選手の技術などを図るとともに、埼玉高校野球の活性化を目指す。

 3月に日本高野連が国内での選抜チーム結成を許可したことを受け、監督会が6月に発案。約半年かけ、会場の確保や選手の選出方法などの検討を進めてきた。同会会長で東部地区の岩井隆監督(花咲徳栄)は「他チームの子とプレーして何かを感じ、それをチームに持ち帰ってほしい」と交流戦の狙いを語る。

 チームは、原則各校1人計20人で編成された。岩井監督は「均等にチャンスを与えたい」と、20日の試合ではメンバーを全員起用した。

 9月の秋季大会には連合で参加した横尾蒼空投手(飯能南)は「雰囲気と動きの速さ、次の塁を狙う姿勢が全然違った。これをチームに持ち帰りたい」と、他校の選手の姿に刺激を受けた様子だった。

 北部選抜はこの日に向け6回合同練習を実施。部員の少ない上尾鷹の台、熊谷農のグラウンドで合同練習を行うなど、選出された選手以外にも交流の機会が生まれた。試合を通じて、普段話すことのない他校の監督に勇気を出して指導を仰ぐ選手もいたという。

 試合を観戦しながら指揮官同士で野球談議に花を咲かせる光景もあり、岩井監督は「目的はほぼ100%達成できている。もっと注目していただき、地域振興に一役買いたい」と高校野球熱が高まり、野球人口が拡大することを願っていた。

(埼玉新聞)

全国初の地区選抜交流試合が終了 埼玉県の高校野球監督会が企画・運営

埼玉県4地区選抜チーム交流試合が、各校のさまざまなユニホームで実施された

 埼玉県の高校野球で地区予選を行うグループ(東部、西部、南部、北部)別に各校最大1人計20人で選抜チームを編成して対戦する埼玉県高校野球4地区選抜チーム交流試合が20日、前日に続き熊谷さくら運動公園野球場で行われた。

 この日は第1日に勝利した者同士の西部-南部と、前日に敗れた者同士の北部-東部の2試合が行われ、前者は5-5で引き分け、後者は北部が8-0で勝ち、全日程を終えた。

 交流試合は「高校野球200年構想」の5大目標の一つである「育成」を主眼にした、全国で初の試み。埼玉県の高校野球監督会の企画・運営で実施された。

(サンスポ)

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