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早大・宮城誇南投手が6回無失点で2勝目 法大に連勝で勝ち点4 東京六大学野球

【写真】勝利に貢献した早大の印出太一主将(左)と宮城誇南

東京六大学野球春季リーグ第6週第2日(19日、早大2-0法大、神宮)

 早大が法大に連勝し、勝ち点を4に伸ばした。先発の左腕・宮城誇南投手(2年=浦和学院)が6回4安打無失点で2勝目を挙げた。主将の印出太一捕手(4年=中京大中京)が2打点と攻守でチームを引っ張り、勝利に貢献した。

 1点リードの6回裏、2死三塁で一打同点のピンチ。宮城は法大の3番打者をサードフライに打ち取った後、印出と目を合わせ、笑みをこぼした。「6回は自分の山場。気を入れ直して、ギアを上げて出し切るくらいの気持ちで1球1球。ベストを投げ込めた」。先発としての役割を果たし、マウンドを降りた。

 6回4安打無失点で2勝目。5回を除き毎回ランナーを背負ったが、要所を締めるピッチングで7回からは1年生右腕の安田虎汰郎(日大三)にバトンタッチした。「とにかく真っすぐのコントロールがよかった。低めに強いボールを放り切れたのが、6回無失点につながった」と振り返った。

 勝てば2020年秋以来の優勝に近づく大事な試合で、2つめの白星を手に入れた。小宮山悟監督(58)も「ちょっとふらふらしている感じのピッチングが続いていたが、前回(4日の東大戦)ちょっと兆しが見えた。今日はしっかりとしたマウンドさばきでした。よく投げてくれましたね」と納得の投球だった。

 前日(18日)の1回戦では、エースの伊藤樹投手(3年=仙台育英)に打球が直撃。もし2回戦を落とすと、再びエースに出番が回ってくるはずだった。「任せてください。2戦で終わらせます」と伊藤樹に宣言。「樹さんを投げさせるわけにはいかない。今日自分が何が何でも抑えて、2戦で勝ち点とって終わらせるという気持ちは、今まで以上にあった」という先輩思いな宮城の意思が、投球にも表れた。

 6月1日から早慶戦が始まる。「去年の秋、悔しい負け方をしたので、リベンジするつもりで」とライバルに雪辱を誓った宮城。「ここからまた1週空くので、しっかり準備をして今日以上のピッチングでチームの勝利に貢献できるようにやっていきたい」と締めた。2年生左腕がチームを優勝に導く。

(スポーツ報知)

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