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日本、コロンビアに今大会初の完封負け 18U世界野球

 18U(18歳以下)世界野球選手権第6日は5日、韓国・ソウルで2次ラウンド初戦を行い、グループBの日本(4勝1敗)はグループAのコロンビア(3勝2敗)と対戦し、3-0で敗れた。

 日本は夏の甲子園を制した大阪桐蔭のエース藤浪が先発したが、立ち上がりから制球が定まらず、2回1死二塁で、捕逸と三塁への悪送球が重なり先制点を与えると5回にも守備の乱れと2安打で2点を失った。藤浪はこの回で降板。5回99球を投げて、6安打3四死球3失点だった。

 打線はコロンビアの先発の左腕ペレスの前に7回まで散発3安打。8回には代わった右腕・ルイスから2死満塁のチャンスを作るも笹川(浦和学院)が三邪飛に倒れ、あと一本が出ず。今大会初の無得点で敗れた。

 6日は韓国と対戦する。2次ラウンドには日本とコロンビアのほか、カナダ、台湾、米国、韓国が進出し、それぞれ1次ラウンドで別組だった3チームと対戦する。1次ラウンドの対戦成績を持ち越すため、日本は1勝2敗となった。

(スポニチ)

◇第2ラウンド・第1戦

コロンビア
010020000=3
000000000=0
日本

【日】藤浪、城間、大塚
【コ】ベレス、ルイス

【日本先発メンバー】
1(捕)森
2(二)伊与田
3(三)田村
4(指)大谷
5(左)高橋
6(中)水本
7(右)笹川
8(一)金子
9(遊)北條

先発投手 藤浪

◇浦学選手の成績

 笹川選手が7番ライトで先発出場し、第1打席は三ゴロ、第2打席は右前安打、第3打席は三飛、第4打席は三邪飛で4打数1安打だった。守備では五回無死一、三塁から4番の適時右前打で3点目を許したが、三塁を狙った一塁走者を笹川の好返球でアウトにし、守備では強肩を見せつけた。

<1回>

 日本先発は藤浪。コロンビアは1番が一ゴロ。10球粘られたが低めに落ちる変化球で打ち取った。2番はスライダーで空振り三振。3番は遊飛で3者凡退。上々の立ち上がり。

 コロンビア先発は189センチの大型左腕ベレス。日本は1番森が高め直球に押され遊飛。2番伊与田は投ゴロ。3番田村は四球。2死一塁。4番大谷も四球で一、二塁。5番高橋は遊ゴロに倒れ先制ならず。

<2回>

 コロンビアは4番が直球を打って中前安打。5番が送って1死二塁。6番の初球。変化球を森が後逸。三塁へ普通に送球していればアウトのタイミングだったが、悪送球となり守備のミスで1点を先制された。6番はスライダーで空振り三振。7番もスライダーで空振り三振。3個目。1点は失ったがその後はしっかりと抑えた。

 日本は6番水本が遊直。7番笹川は三ゴロ。8番金子は中前に落ちる安打。これが初安打。9番北條は外角直球を捉えたが右翼手がランニングキャッチ。無得点。

<3回>

 コロンビアは8番が中飛。9番は低めスライダーで空振り三振。4個目。1番は低めスライダーをうまくとらえ右前安打。2番は左前安打で2死一、二塁。3番は四球で2死満塁。ここで小倉監督がマウンドへ。4番は初球スライダーで三ゴロに仕留め無失点で切り抜けた。

 日本は1番森は二直。いい当たりだったが正面。2番伊与田は空振り三振。3番田村は遊ゴロで3者凡退。

<4回>

 コロンビアは5番がスライダーを逆らわずに右前安打。6番はすっぽ抜けたスライダーがユニホームをかすめ死球。無死一、二塁。7番は送りバントしたが投手正面。藤浪が三塁へ送球しアウト。1死一、二塁。8番の3球目。内角高め直球を空振り。しかし捕手が後逸し1死二、三塁に。8番はスライダーで空振り三振。5個目。2死二、三塁。9番は初球ストレートで二ゴロに仕留め無失点。

 日本は4番大谷が中飛。いい当たりだったがもうひと伸び足りず。5番高橋はチェンジアップで空振り三振。6番水本は三邪飛で3者凡退。

<5回>

 コロンビアは1番が二ゴロ失策で出塁。そして二盗成功。2番は四球で無死一、二塁。3番の時暴投で二、三塁。3番は外角スライダーにうまくバットを合わせ右前タイムリー。2点目。なおも一、三塁。4番も右前タイムリー。3点目を失う。一塁走者が三塁を狙ったがタッチアウト。1死一塁。5番は遊ゴロ併殺打で攻撃終了。

 日本は7番笹川が右前安打。8番金子は送りバントを決め1死二塁。9番北條は中飛で2死二塁。1番森は四球で一、二塁。2番伊与田は遊ゴロで無得点。

<6回>

 日本は藤浪に代え2番手城間が登板。藤浪は5回6安打3失点で降板。コロンビアは6番が右飛。7番は右中間二塁打。8番はスライダーで空振り三振。9番は遊ゴロで無得点。

 日本は3番田村が遊ゴロ。4番大谷は初球を打って平凡な左飛。5番高橋は三直で3者凡退。

<7回>

 コロンビアは1番が三塁線を破る安打で無死一塁。すかさず二盗。2番は中前安打で無死一、三塁。3番の時、一塁走者がスタート。これを森が刺し1死三塁。3番はスライダーで空振り三振。4番は一ゴロで無得点。城間がピンチを切り抜けた。

 日本は6番水本が二ゴロ。7番笹川は三飛。8番金子は左前安打。これが3本目。ここでコロンビアは2番手のルイスが登板。9番北條の時暴投。2死二塁。北條は遊ゴロ。しかし一塁へ高投しエラー。一、三塁。森は右飛で無得点。

<8回>

 日本は3番手大塚が登板。コロンビアは5番が見逃し三振。6番も三振。7番も三振で3者連続三振。見事な投球を見せた。

 日本は2番伊与田が四球。しかし3番田村が遊ゴロ併殺打。4番大谷はバットを折りながらも左前に落とし2死一塁。5番高橋は遊撃内野安打で一、二塁。6番水本は四球を選び2死満塁。7番笹川は初球を打ち上げ三邪飛。あと1本が出ず無得点。

<9回>

 コロンビアは8番が遊撃内野安打。9番は送りバントで1死二塁。1番は見逃し三振で2死二塁。2番は右飛で無得点。

 日本は8番金子は左飛。9番北條は四球。1番森は右飛で2死。2番伊与田は二塁内野安打で一、二塁。3番田村は三ゴロに倒れ試合終了。

(日刊スポーツ)

◇9月5日の全試合結果

韓国3-7台湾(延長10回)
日本0-3コロンビア
米国0-1カナダ(延長10回)

◇第2ラウンド順位(第1戦終了時点)

1位 台湾    2勝1敗
1位 カナダ   2勝1敗
1位 コロンビア 2勝1敗
4位 米国    1勝2敗
4位 韓国    1勝2敗
4位 日本    1勝2敗

※第2ラウンドの勝敗は第1ラウンド出場同士の対戦成績を持ち越し。日本は台湾に勝ち、カナダに負けたため1勝1敗からのスタート。他の5チームもすべて1勝1敗からのスタート。

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