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浦和学院、3回戦進出 「目の前に全力」投打に漂う貫禄 秋季高校野球県大会

 (27日・県営大宮ほか)

 第2日は3球場で2回戦計9試合が行われ、夏準優勝の市川越が第1シード聖望学園を8-1の七回コールドで破り、3回戦進出を決めた。2季連続の甲子園出場を目指す春日部共栄は延長十二回の末、埼玉栄に3-2で競り勝った。

 市川越は三回に池田の適時打で1点を先制すると、四回にも宮崎の2点適時打などで4点を加えた。投げてもエース右腕の登坂が7回1失点と聖望学園打線を封じた。

 春日部共栄は1点を追う五回に1死三塁から関谷の中犠飛で同点とすると、延長十二回には無死満塁から磯田が左前へサヨナラ適時打を放った。

 山村学園は南稜に1-0で競り勝ち、県大会初白星。小松原は豊岡、坂戸西は正智深谷にそれぞれコールド勝ち。越谷北は岩槻を5-1で退け、滑川総合は所沢商を7-2で下した。浦和学院、花咲徳栄の両シードは順当勝ちした。

◇「目の前に全力」投打に漂う貫禄 浦和学院

 地力を見せた第2シードの浦和学院は武南に貫禄勝ち。森監督は「今はどのチームも出来たてで計算するのは難しい。目の前のことに全力を尽くすのみ」と基本の徹底を強調。完封勝利を挙げた左腕江口も「勝負どころでまだまだ甘さがある」と引き締める。

 1点リードで迎えた六回。相手の暴投で1点を加え、なおも1死満塁の好機で、前日まで調子を落としていた荒木が一塁線上をを抜く右前打。3安打2打点と汚名を返上し「やってきた練習と自分の力を出し切ることだけ考えた」と、表情を緩めずに前を見据えた。

(埼玉新聞)

 試合結果
 県大会2回戦 9月27日(県営大宮球場)
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
武南 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1
浦和学院 1 0 0 0 0 3 0 0 x 4 10 2
【浦】江口-西野【武】苅田、佐藤-田村
▽三塁打:臺(浦)▽二塁打:西野(浦)
 浦和学院打撃成績
位置 選手名 打数 安打 打点
諏訪 5 0 0
4 2 0
津田 4 1 0
山崎 4 1 0
西野 4 2 0
幸喜 1 0 0
H8 新谷 1 0 0
高橋 3 0 0
荒木 4 3 2
江口 3 1 0
33 10 2
 投手成績
TEAM 選手名 被安打 奪三振 四球 死球 失点
武南 苅田 6 1/3 8 4 2 1 4
佐藤 1 2/3 2 1 0 0 0
浦和学院 江口 9 5 2 0 3 0
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