社会人野球ヤマハの新入団選手4人が8日、浜松市中区の同社本社で会見した。飛龍高出身の内野手辻本一磨(22)=東北福祉大、和歌山県出身=は「先輩からどんどん学んでスタメン争いに加わるとともに、長打力を武器にした、ここ一番で強いバッターになりたい」と抱負を語った。
ほかに新加入したのは、変則投球から繰り出す直球と変化球が武器の左腕上田拓磨(22)=浦和学院高~桐蔭横浜大、大阪府出身=と、堅実で広い守備範囲が持ち味の内野手三浦拓馬(22)=専大、北海道出身=、俊足を売りに大学時代に4季連続で盗塁王を獲得した外野手鈴木光(22)=東北福祉大、福島県出身=の3人。それぞれが自分の長所を挙げて、スタメン奪取やチームへの貢献を誓った。
二遊間の強化が補強ポイントの一つだった。美甘将弘監督は4選手ともこれまでチームにいた選手とは違う強みを持つことを強調し、「皆チームの中心になれる逸材」と期待した。4選手は既にチームに合流。3月23日に岡崎市民球場で行われる今季公式戦開幕に向け、練習に励む。
(静岡新聞)