応援メッセージはこちら

がんばれ浦学:’11センバツ 「悔い残さないで」後輩見守る元マネジャー

20110216dd0phj000024000p_size5

浦和学院マネジャーと一緒に備品を整理する星真理子さん=同校で

 浦和学院野球部を度々訪れるのは、元マネジャーの星真理子さん(32)。昨秋の全日本クラブ野球選手権大会で優勝した所沢グリーンベースボールクラブ(所沢市)唯一の女性マネジャーでもある。

 93年の入学当時、前年に初出場したセンバツでベスト4に入ったチームは強豪校になり始めの時期だった。当時のコーチから「いいマネジャーのいるチームは必ず甲子園に行ける」と厳しく指導され、身だしなみに気を使い、試合のデータをとったり道具の準備などをしてきた。

 しかし、3年生で甲子園の土は踏めなかった。後にプロとなる有力選手がいたにもかかわらず。「マネジャーとして何もできなかった」と後悔の思いが離れなかった。

 高校卒業後はしんきゅう師の資格を取得。整骨院などで働く傍ら、森士監督の紹介で07年から所沢グリーンのマネジャーになった。昨年、所沢グリーンで優勝を果たし、当時のコーチに電話をかけ「17年かけてやっとあの言葉を実感できた」と報告できた。

 「悔いの残らないよういつも全力を出し切ってほしい。結果はおのずとついてきます」。星さんは浦学の成長を見守っている。

(毎日新聞埼玉版)

guest

0 件のコメント
Inline Feedbacks
すべてのコメントを表示
error: Content is protected !!
0
コメントしてみるx