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浦和学院、初戦は昨夏優勝の仙台育英と対戦 全国高校野球選手権

【写真】組み合わせ抽選会が行われたフェスティバルホール

 第105回全国高校野球選手権記念大会(6~22日・甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市のフェスティバルホールで行われ、2年ぶり15度目の出場となる浦和学院は、6日の第1日第3試合で昨夏、東北勢として初優勝を果たし、2年連続30度目出場の仙台育英(宮城)と1回戦で対戦することが決まった。

 抽選会では事前に決めた予備抽選番号順にくじ引きを実施。浦和学院の江口英寿主将が26番目に3Aのくじを引き、29番目の仙台育英が隣に入った。森大監督は「全力で勝ちにいく。(監督として)初出場で仙台育英を引いてくれてわくわくしている」と対戦を心待ちにした。江口主将は「モットーである全員野球で仙台育英の強力な投手陣、打線に食らいついていきたい」と、初戦に向けて気を引き締めた。

浦学、全員野球で突破 記憶に残る試合を

 26番目にくじを引いた浦和学院は大会第1日目の第3試合で、昨夏、東北勢として甲子園大会で初優勝した仙台育英と対戦することが決まった。29番目の仙台育英が隣に収まると、強豪同士のカードに会場がどよめいた。森監督は「最高の相手。たたくなら初戦しかない。記憶に残る試合にしたい」と開幕を心待ちにした。

 両校の夏の甲子園での対戦は3度目。小島和哉(ロッテ)を擁した2013年は1回戦で、10-11でサヨナラ負け。渡邉勇太朗、蛭間拓哉(ともに埼玉西武)がいた18年は、2回戦で9-0と完勝している。今チームは、春の練習試合で2-4で敗戦し、雪辱を期すだけに熱戦が予想される。

 チームは2日に関西入り。抽選会が行われた3日の午前中には甲子園見学を行った。埼玉大会では、全7試合で1度目リードを許さずに優勝。切れ目ない打線を武器に、夏の大舞台へ着々と準備を進めている。

 初戦に向けて主将の江口は「初回に出塁して先制点を取ることが大事。1点ずつ取っていきたい」と意気込む。優勝候補を相手に、モットーの全員野球を繰り広げ、好結果をもたらしたい。

(埼玉新聞)

初日から浦和学院vs仙台育英の注目カード 会場沸く

 大会初日に、注目カードの対戦が決まった。第3試合で、夏連覇を目指す仙台育英(宮城)と浦和学院(埼玉)のカードが決まると、会場が大きく沸いた。

 浦和学院の江口英寿主将(3年)は「初日の第1試合で仙台育英さんとやるという話をしていて、第1試合ではなかったんですけど本当に初日決まって、持っているなと思います」と笑顔で話した。

 初戦に向けて「浦和学院のモットーの全員野球をして、(相手の)強力な投手陣、打線に食らいついて、最後まで頑張りたい」と話した。

 仙台育英の山田脩也主将(3年)は「自分たちも初日に向けて準備してきたので、まずは初日にできることはよかったです」と話した。

 夏連覇へ注目も集まるが「優勝は目指しているけど、どの相手がきても一戦必勝で全力で戦いたいです」ときっぱり。春からのチームの成長として「打撃を強化してきましたし、投手陣も順調に成長している。初回から圧倒できるようにしたい。まずは一戦必勝という言葉を忘れずに、目の前の相手に全力を尽くして戦いたいです」と話した。

森大監督「逆にワクワク」仙台育英は過去2度5年周期で対戦「因縁カード」

 昨夏覇者と初戦屈指の好カードが決まると、会場にこの日一番のどよめきが起こった。浦和学院は大会初日から、5年周期で顔を合わせる、昨夏覇者・仙台育英と「因縁カード」に臨む。

 甲子園では1勝1敗で、森大監督(32)は「力的には格上の相手なので、まずはこの子たちもそうですし、私も初出場の気持ちで。仙台育英を引いてくれて逆にワクワクしています」と対戦を心待ちにした。

 定期的に練習試合も行っている。今春は2-4で敗れたが、指揮官は「戦えている部分はある。練習試合も2点先制されて、なんとか8回に追いついた。そういう粘り強い試合ができたら。初日の第3試合のナイターですし、いろいろと不確定要素は強いので、勝機も見えてくる気がします」とゲームプランを練る。

 聖地での躍動を天国まで届ける。かつて巨人、西武でプレーした三浦貴コーチが地方大会期間中の7月24日、直腸がんのため45歳で亡くなった。ともに指導してきた森監督は「この子たちが甲子園でプレーしている姿を想像するとうれしかった。三浦貴先生も『大やったな』という気持ちで見ていると思います」。全員野球で大きな壁を越える。

(日刊スポーツ)

浦和学院、いきなり仙台育英と対戦

 昨夏、東北勢初の全国制覇を果たした仙台育英(宮城)と、出場15回を誇る浦和学院(埼玉)との強豪校対決が、開幕日でいきなり実現する。

 浦和学院は前日の夕飯前、ミーティングで「開幕日の第1試合で仙台育英とのカードを引こう」と話していた。第3試合にはなったが、主将の江口英寿は「本当に大会初日を引いちゃいました」。

 これはチャンスと捉えている。チームは昨春の選抜大会で開幕試合を経験。「初戦の入りは、どこも難しい。でも、僕たちは準備の仕方がわかっている」と江口。「優勝候補とやらせてもらえるのは光栄。相手に勝つなら、初戦しかない」と意気込む。

 「最高の相手と開幕日の大観衆の前でできる。すごく良い夏になりそう」と喜ぶのは森大監督だ。「下馬評は相手が上だし、総合力も高い。でも、甲子園は魔物がいますから。見えない力も味方につけたい」とにやり。

 仙台育英の須江航監督も前向きだ。3季連続出場となった甲子園球場を「ホームグラウンド」と捉える。「優勝旗を返還した日に試合できるのは最高じゃないですか。一番高揚感があるでしょう」と話した。

 昨夏の優勝メンバーである主将の山田脩也は「ポテンシャルが高い選手が多く、強いチーム。受け身になってはいけない」と警戒する。「うちは投手陣も野手陣も去年より成長しているという自信がある。相手の強さに関係なく、初回から圧倒できるように準備したい」と語った。

初回から出塁し、1点ずつ 浦和学院・江口英寿主将

 仙台育英(のくじ)を引いて、持っているなと思った。入りが難しい初戦で戦えることはチャンス。相手には良い投手がそろっているが、初回から出塁し、1点ずつ取りたい。同じ高校生なので、何も恐れる必要はないと思っている。

食らいつき、全力で勝ちに 浦和学院・森大監督

 仙台育英(のくじ)を引くつもりで準備しようと話していたら、本当に引いた。優勝候補筆頭と開幕日で戦えるのは楽しみ。春の練習試合では負けたが、いい試合ができた。向こうの方が試合巧者だが、食らいつきたい。全力で勝ちにいく。

仙台育英(宮城代表)2年連続30回目

 昨夏、春夏通じて東北勢初の全国制覇を果たした。優勝メンバーが今夏も残って投打の中心となって宮城大会を勝ち抜き、2年連続30回目の夏の甲子園をつかんだ。現チームでの「2度目の初優勝」が目標だ。

 150キロ近い速球とキレのある変化球を投げる、高橋煌稀、湯田統真、仁田陽翔に、制球力のある田中優飛が投手陣の中心。宮城大会では5試合でわずか2失点だった。

 攻撃陣も経験豊富で、下位打線でも切れ目なく得点できる。チーム打率は約4割で、1~3番を担う橋本航河、山田脩也、湯浅桜翼の3人は5割を超え、2本塁打を放った斎藤敏哉の長打力もある。

 1905年創立の私立。野球部は1930年創部。卒業生にはロッテの平沢大河がいる。

(朝日新聞)

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