強豪校の高校生らが中学生に野球技術を教える「第28回彩の国野球フェスティバル」(県高野連など主催、毎日新聞社など後援)が14日、さいたま市大宮区の県営大宮公園野球場で行われた。
浦和学院や花咲徳栄など、今夏の埼玉大会で活躍した各高校の選手や監督らが、県内の中学生約200人に指導した。中学生は憧れの選手らの指導に、高校生らはかつてのライバルとの再会に笑みがこぼれた。
花咲徳栄で4番に座った小野勝利選手(3年)は「今日はとにかく強く鋭い打撃を」などとアドバイスしながら、スイングを実演した。川口市立領家中1年の平屋旬太郎さん(12)は「バッティングを改善したいと思って来た。アドバイスをもらえてうれしい」と顔をほころばせた。
夏の甲子園に出場した浦和学院の前主将、江口英寿選手(3年)は「高校3年間はあっという間だった。きっと良い景色に出会えるので、つらいことにもめげずに頑張ってほしい」とエールを送った。
(毎日新聞埼玉版)