今月10日、2023年度のゴールデングラブ賞受賞選手が発表された。今季先発で25試合に登板し、チームで唯一、規定投球回に到達した小島和哉投手(27)は、オリックス山本由伸投手(25)に次ぐ2位の得票を得た。「自分のプレーする機会をしっかりエラーなく、シーズンを終わらせたいと思っている。なのであまりタイトルは意識していない」とあくまでチームの勝利が優先だ。
今季は守備でも失策は0。フィーリディング能力の高さでも勝利に貢献した。「高校の時からめちゃめちゃ練習していたので、その分、貯金もあって苦手ではないんです」と浦和学院時代からの積み重ねだったことを明かした。
今季は2年ぶりの2桁勝利で10勝6敗、防御率3・47。開幕投手に始まり、シーズン通してローテーションを守り抜いた。「取れるアウトは取る意識を高く持ってやっている」と力強く語る。日々の積み重ねが大きな目標の達成につながっていく。
(日刊スポーツ)