高校野球春季関東大会は16日、2回戦7試合が行われた。浦和学院(埼玉2位)は、プロ注目右腕の南貴樹投手(3年)が9安打2失点の完投で、桐光学園(神奈川1位)を下し、大会連覇へ一歩前進した。また、今センバツ準優勝の日大三(推薦)は東海大甲府(山梨2位)に逆転勝ち。習志野(千葉1位)、日大鶴ケ丘(東京1位)などとともに準々決勝に進出した。
≪埼玉・浦和学院≫今大会初登板の南が、国内7球団のスカウトの前で公式戦初の完投勝利を演じた。1メートル97の長身から自己最速タイの144キロをマーク。桐光学園を2点に抑え「疲れたけど完投は自信になった」と汗をぬぐった。米国人の父を持つハーフで、夢は日本でプロ野球選手になること。現在は二重国籍だが、将来は日本代表入りし、父の母国を倒しての世界一が究極の目標だ。今大会、チームは五輪日本代表モデルのセカンドユニホームを使用しており、巨人の山下スカウト部長も「4、5年かけて育ててみたい素材。ダルビッシュのようになるかもね」と日の丸エースの名前を挙げ、成長を楽しみにしていた。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/05/17/23.html
(スポニチ)