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浦和学院、関東第一をコールドで破り4年ぶり決勝進出 春季関東大会

【写真】コールド勝ちを収め喜ぶ浦和学院

浦和学院、4年ぶり決勝へ 決勝は横浜と対戦

3回表関東第一2死一、三塁、遊撃手伊藤(右)が内野ゴロをさばいた二塁手法量(左)から送球を受け一塁走者を封殺する

 第78回春季関東高校野球大会第5日は23日、千葉県のZOZOマリンスタジアムで準決勝が行われ、埼玉1位の浦和学院は7-0の八回コールドで関東第一(東京1位)を下し、4年ぶりの決勝に進出した。

 浦和学院は一回に内藤のセーフティースクイズで1点を先制。1-0の六回に内藤が2点本塁打を放つと、続く七、八回にも得点し計7点を奪った。投げては西村、佐々木が4安打無失点に抑えた。

 決勝は最終日の24日、千葉県総合SC野球場で実施され、浦和学院は横浜(神奈川1位)と対戦する。

勢い止まらぬ快進撃

1回表浦和学院1死一、三塁、内藤のセーフティースクイズで先制する。捕手鈴木将

 浦和学院の強力打線は勢いが止まらず、準々決勝から2戦連続となるコールド勝ちを収めた。小技で手堅く先制し、リードで迎えた中盤以降に打線が爆発。森監督は「一回に1点をもぎ取って、リードして中盤に行けたのがよかった」と先制点の重要性を強調した。

 一回、先頭の玉榮が安打で出塁すると、後続も安打で続き、内藤のセーフティースクイズで先制点を奪った。玉榮はここまで3試合全てで先頭打者安打を放っており、「どうにか食らい付こうと積極的に振っている」という懸命な姿勢で役目を果たした。

 1-0で試合が膠着(こうちゃく)したまま迎えた六回に内藤が2ランを放つと「一発で流れが変わった」(森監督)。一気に攻勢を強め、八回に登板した相手のエースにも4安打3得点と攻め立てた。

 内藤の一発の直前には佐々木の好救援があった。六回1死一塁で西村からマウンドを託されると、1人目の打者が失策で出塁。一、二塁の同点のピンチでも「絶対に投げ切る」と強い気持ちで得意球のスライダーを投げ込み、後続を断った。

 強打を頼りに快進撃を続けているが、決勝の相手は昨春の関東大会で敗れている横浜。プロ注目選手を抱える投手陣を攻略するのは至難の業だ。指揮官は「ガチンコでぶつかっていく」と正面から戦うつもりだ。

4番内藤、「チームのため」貫く

 内藤のバットがチームに勝利を呼び込んだ。一回1死一、三塁の1打席目はセーフティースクイズ。4番として打つだけではなく、チームのテーマである一回の先制点にこだわった。「小技も得意。失敗しても外野フライを打てる」と余裕を持って臨み、高めの球を一塁側に転がした。

 六回、1死一塁で巡ってきた3打席目は内角低めの変化球を一振りし、左翼席に放り込んだ。「振りにいけた結果。チームのために1本出せた」と、試合を動かした一発を喜んだ。

 今大会はここまで1安打。体の開きを見直し、チーム打撃に徹したこの試合では2安打3打点で引っ張った。「楽しみながら、チームとして勝ちたい」。チームを意識する言葉を何度も選びながら、決勝をにらんだ。

先発・西村、内容「想定通り」7奪三振の好投

 先発の西村が六回途中まで3安打無失点と好投した。相手が関東第一に決まってからは打者を想定した投球練習を積んだ。真っすぐと変化球を巧みに織り交ぜて奪った三振は七つ。「想定通り」とうなずいた。

 特に意識したという先頭打者の出塁は三回の1度だけ。「(横浜)創学館戦で力んで荒れた。コントロールを意識した」と自身の投球を見直した。目指すべき「投手としての安定感」を身につけ、チーム力の底上げに一役買うつもりだ。

(埼玉新聞)

浦和学院4年ぶり決勝進出 4番内藤蒼の大技小技で関東第一に8回コールド勝ち

6回裏浦和学院1死、2点本塁打を放つ内藤蒼

 浦和学院は4番内藤蒼捕手(3年)の大技小技で、関東第一に7-0と8回コールド勝ちし、4年ぶり決勝進出を決めた。

 初回1死一、三塁の好機で内藤への指令はスクイズだった。「打ちたい気持ちもあったがチームのため。失敗しても最低限外野フライは打てるという余裕があった」。ボール気味の球に冷静に食らいつき、一塁線へ絶妙に転がして、敵失も誘って貴重な先制点をもぎ取った。今冬、4番でありながら「引き出しを増やしたい」とセーフティーバントなどの小技を貪欲(どんよく)に磨いてきた成果が生きた。

 6回には、1死一塁から11号2ランをZOZOマリンの左翼席へ運んだ。1-0と緊迫した展開。前の打者がバント失敗した直後だった。「自分が打たなければズルズル相手の流れになる」と強い覚悟で打席に入ると、狙い澄ました内角低めスライダーを強振した。試合を決定づける1発に「プロの球場で本塁打を打てて、ダイヤモンドを1周できて本当に気持ちよかった」と笑みがこぼれた。

 長野から「挑戦したい」と浦和学院の門をたたいた。もともとは外野手だったが、高校入学後に捕手へ転向した。森大監督(35)は「もがきながら、ここまで来た努力派」と評価する。厳しい練習で体重を12キロ増やし、強肩強打のプロ注目捕手へと駆け上がった。進路はすでにプロ1本を公言している。「もっと引き出しを増やしたい」と貪欲だ。

 決勝の相手は、昨春の関東大会準々決勝で2-3と惜敗した横浜が相手となる。森監督は試合後のミーティングで「悔しい思いをぶつけてガチンコ勝負しようぜ」とナインを鼓舞した。

内藤蒼(ないとう・そら)

2008年4月26日、長野県生まれ。小学1年から野球を始め、野沢中では小諸シニア所属。浦和学院では外野手から捕手へ転向し2年秋からベンチ入り。高校通算11本塁打。遠投115メートル。181センチ、88キロ。右投げ右打ち。目標は巨人山瀬。

(日刊スポーツ)

進路は「プロ1本」浦和学院の強肩強打4番捕手が高校通算11号2ランで決勝進出に貢献 長野から浦学を選んだ理由

関東第一戦で活躍した浦和学院の内藤蒼捕手

 浦和学院(埼玉1位)は強肩強打を誇るプロ注目の内藤蒼(そら)捕手(3年)が6回、左中間に高校通算11号の2ランを放つなど3打数2安打3打点の活躍を見せ、関東第一(東京1位)を8回コールドで撃破し、4年ぶりの決勝進出。横浜(神奈川1位)は3投手のリレーで山梨学院(山梨1位)との強豪対決を制し、10年ぶりに決勝進出を決めた。決勝は24日午前10時から、千葉県野球場で行われる。

 幕張の空に大きなアーチを架けた。内藤は潮風に吹かれ、気持ちよくZOZOマリンのダイヤモンドを一周した。1点リードで迎えた6回1死一塁。初球の内角低めスライダーをフルスイングした。打球は左中間スタンドに飛び込む。高校通算11号の2ランだ。

 「プロの球場でホームランを打てて本当にうれしかった。回っていて、正直に気持ちよかったです」。無死二塁から、直前の打者が犠打を失敗して迎えた場面。嫌な空気を払拭(ふっしょく)した。「自分があそこで打ってなかったら、後半もズルズルいって、相手の流れになった。自分がチームのためにホームランを打てたのは、成長できた部分」。試合の流れを読み、見事に仕留め、8回コールドの猛攻を呼び込んだ。

 中学まで長野・佐久市で育った。「向こうから来てほしいというよりは、自分から来たいと。埼玉で、高校の数が多い中、勝ち切って甲子園に行きたい。挑戦したい思いで来た」。自他ともに認める努力の男。高校入学後、ウェートトレで体重は12キロ増の88キロ。外野手から捕手に転向し、猛練習によって名門で正捕手の座をつかんだ。

 森大監督も「1年間でキャッチャーとしてここまで来た。すごく努力家。もがきながら、うまくいかなかったことの方が多かったんですけど、ようやく実になってきている」と奮闘に敬意を表した。

 強肩強打の捕手。憧れは巨人の山瀬慎之助だ。「肩を生かしてアピールするところが一緒。憧れています」。1学年上には昨秋ドラフトで巨人に6位指名された“浦学のジャッジ”こと藤井健翔内野手がいた。

 「生で見て、プロ級の選手はこうなんだなと肌で感じた。一緒にできて、自分の中でも大きかった」。進路には「プロ1本と決めています」と言い切った。

 24日の決勝は横浜との名門対決。昨春の関東大会準々決勝では2-3で惜敗した、因縁の相手だ。森監督は試合後のミーティングで、ナインを鼓舞した。

 「明日は思いをぶつけよう。横浜とガチンコ勝負、真っ向勝負しようぜ!」

 いざ、ファイナルマッチ。千葉の蒼い空に、内藤が再び大きな放物線を描く。

(スポーツ報知)

浦和学院が八回コールド勝ちで決勝進出 プロ注目捕手の内藤蒼が六回に2ラン

関東第一戦の六回に2点本塁打を放った浦和学院・内藤蒼捕手

 浦和学院(埼玉1位)が関東第一(東京1位)に快勝し、優勝した2022年以来、4年ぶりの決勝進出を決めた。最速154キロ右腕の織田翔希投手(3年)ら擁する横浜(神奈川1位)と対戦する。

 プロ注目で強肩強打を誇る4番の内藤蒼捕手(3年)が、一回1死二、三塁でセーフティースクイズを成功させて(記録は一塁手の失策)先制点。1-0の六回には2点本塁打を放ち、勝利を大きく引き寄せた。

 「プロの球場でホームランを打って、ダイヤモンドを1周することができて、本当にうれしかった」と笑顔で振り返れば、森大監督も「あの一発が流れを変えた」とたたえた。七回、八回にも打線がつながり、4点を追加して決着をつけた。

 守備でも2投手をリードし、完封勝利に貢献。進路は「プロ一本」と語り、今秋のドラフト会議に向けてプロ志望届を提出する予定だという。高校通算11本塁打の打撃でのパンチ力に加え、「アピールは肩です」と遠投約110メートルの強肩も武器の一つに挙げた。

 24日の決勝戦で勝利すれば4年ぶりの優勝となる。35歳の指揮官は「ガチンコでぶつかっていきたい」と意気込んだ。

(サンスポ)

浦和学院、4年ぶりV王手!強肩強打の「4番・捕手」内藤が成長の2ラン

 第78回春季高校野球関東大会は23日、準決勝2試合がZOZOマリンスタジアムで行われ、浦和学院(埼玉)が7-0で関東第一(東京)に8回コールド勝利した。1-0の6回に4番・内藤蒼捕手(3年)が2ランを放った。横浜(神奈川)は4-2で山梨学院に勝利し、決勝進出を決めた。

 強肩強打の「4番・捕手」。今秋ドラフト候補の内藤が、ダイヤモンドを駆けた。1-0の6回。前の打者が犠打を失敗した直後の1死一塁で、初球のスライダーを捉えて左中間席に2ランだ。「本当に気持ち良かったです」と満面の笑みで振り返った。

 打撃力向上のためウエートトレーニングに積極的に取り組み、入学時には76キロだった体重も88キロまで増やした。初回には先制のスクイズを決めるなど、3打数2安打3打点。捕手としては2人の投手をリードして無失点の活躍に、森大監督も「攻守ともに成長を感じられる」と称えた。

 4年ぶりの関東大会制覇へ王手をかけた浦和学院。好投手のそろう横浜との決勝戦へ向け、内藤は「まずは先制点を取ること。捕手としては失点を一つでも減らしたい」と引き締めた。

(スポニチ)

スクイズ「チームのため」4番・内藤蒼選手

一回裏浦和学院、スクイズを決める内藤

 一回裏、1死一、三塁の好機。浦和学院の4番・内藤蒼(3年)が打席に立った。

 ベンチに目をやると、監督からスクイズのサイン。ボールになりそうな高めの球をとらえ、一塁側にうまく転がし、先制点をもぎとった。

 まずは先制点を取りにいくのが今年のチームの戦い方だ。今大会の初戦と準々決勝も、初回に先制していた。「4番もただ打つだけじゃない。チームとして点を取ると決めていた」

 二回以降は両チームとも得点できない状況が続いたが、待望の追加点もまた内藤のバットから生まれた。六回裏、変化球をうまくとらえ、2点本塁打を放った。「打ってなかったら、後半もズルズルいって相手の流れになっていた。チームのために1本出せた」

 あと1勝で、春の関東王者となる。「大差で勝つのは厳しいと思うが、全員で勝ちに行く」と意気込んだ。

(朝日新聞埼玉版)

試合結果

春季関東大会・準決勝(5/23・ZOZOマリンスタジアム)

TEAM123456789HE
関東第一00000000 042
浦和学院10000213x 7121
【浦】西村、佐々木-内藤
【関】小林悠、高橋、石井-鈴木将
内藤(浦)
玉榮、西村(浦)
伊藤、藤澤(浦)

打撃成績

 浦和学院
位置選手名打数安打打点
玉榮420
藤澤410
鈴木410
内藤322
伊藤420
法量410
DH中川100
H→DH蜂巣100
9西村222
松井200
1佐々木100
H金谷111
城間300
34125
 関東第一
位置選手名打数安打打点
佐宗300
成合300
H5柴山100
田澤210
井口300
DH柴崎300
小林永200
3栗林100
310
川口100
H5増渕100
H5鈴木悠100
9金子000
鈴木将320
2740

投手成績

 浦和学院
選手名安打三振四球死球失点自責
西村5 1/3372000
佐々木2 2/3130000
84102000
 関東第一
選手名安打三振四球死球失点自責
小林悠5 1/3620033
高橋1 2/3220011
石井1/3400033
7 1/31240077

チーム成績

TEAM攻撃守備
三振四死球犠打盗塁残塁失策併殺
浦和学院4012610
関東第一10210620

序盤にリードを奪った浦和学院は終盤の猛攻で一気に勝負を決めた。浦和学院は一回に内藤のセーフティースクイズで先制に成功。1-0の六回に内藤が2点本塁打を放ち、リードを広げると続く七回に1点、八回に3点を奪い、コールドを決めた。投げては西村、佐々木が被安打4で完封リレーし、投打盤石で圧倒した。

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