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はばたけ浦学:センバツ2012 甲子園に臨む選手たち/1

 第84回選抜高校野球大会は21日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。関東・東京地区代表の浦和学院は2年連続8回目の出場となる。「一戦必勝」を掲げ、甲子園の大舞台に臨む選手たちを紹介する。

◇借りはマウンドで返す--佐藤拓也投手(2年)

 昨秋の公式戦12試合で打率4割7分8厘、16打点を挙げた強打者だが、「投げることをあきらめたくない」と投手にこだわる。

 昨年春は背番号「1」をつけてセンバツのマウンドに上がった。緊張からコントロールが乱れ、悔しい思いを味わった。その後も調子は戻らず外野手として試合に出場することが増えたが、「借りはマウンドで返す」と野手と投手両方の練習ノルマをこなしてきた。

 茨城県鹿嶋市出身。小学1年で始めた野球は父とのキャッチボールがきっかけだった。寮生活でありがたみを知ったという両親に活躍を見せるつもりだ。

◇相手走者に目を光らせ--林崎龍也捕手(2年)

 171センチ、67キロと捕手としては恵まれた体格ではないが、捕球後の俊敏な動きは、大きな存在感を放つ。森士監督も「強気でプレーし、試合を決める力がある」と信頼する。多彩な投手陣をリードするため、森監督から教わった配球をノートに書き頭に刻んだ。

 バッティングも非凡で、2番バッターとして12試合で九つの犠打を成功させながら長打力もあり、打率4割5分2厘を記録した。

 「プロテクター(防具)がかっこよかった」と小学3年で野球を始めた時から捕手一筋。チームの要は、送球アウトを狙い相手走者に目を光らせている。

(毎日新聞埼玉版)

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