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きょうから4回戦 第95回全国高校野球埼玉大会

 第95回全国高校野球選手権記念埼玉大会は20、21日、県営大宮などで4回戦計16試合を行い、中盤戦に突入する。シード16校のうちBシード埼玉栄ら4校は敗退したが浦和学院、花咲徳栄ら有力校は順調に勝ち上がった。今後はさらなる激戦が期待される中、4回戦の見どころを好カードを中心に探った。

 一番の注目は鷲宮(Bシード)-本庄第一。

 個々の能力では、ノーシードながら後者が上。鷲宮は直球に威力のある本庄第一のエース右腕平良から1番橋本らが出塁し、持ち味のバントを多用した攻撃を展開できるか。本庄第一は薮中、伊藤ら好調な上位打線が鷲宮のエース右腕大塚を早めに捉えたい。ともに接戦に強く、終盤まで競ることは確実で一瞬、一球の判断が勝敗を分ける。

 選抜大会王者・Aシード浦和学院に挑戦する春日部は2回戦でノーヒットノーランを達成した橋本や遊佐の両右腕が踏ん張り、少ない好機に一本出したい。Aシード花咲徳栄に挑む大宮西は、右横手の菅原が緩い球を操り、強力打線を手玉に取れるか。Cシード春日部共栄とぶつかる埼玉平成の本格派右腕佐々木も、緩急を駆使し、速球を生かす投球ができれば術中にはめることは可能だ。

 3試合連続で2点差以内の接戦を勝ち抜いてきた朝霞のエース右腕菊島と、2試合で31安打を放った武南(Dシード)の強力打線との対決は興味深い。坂戸西(Dシード)-大宮東は宇津木、中田浩の両左腕の投げ合いでロースコアの戦いか。蕨-狭山ヶ丘(Dシード)、上尾-秩父、昌平-市川越にも注目したい。

 初の16強入りを懸けるのがDシード白岡、草加西、入間向陽、栄北、山村国際。白岡は昨年4強の川口と対戦し、入間向陽と栄北が直接対決。草加西はDシード聖望学園、山村国際はCシード川越東に挑戦する。

(埼玉新聞)

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