第85回選抜高校野球大会(来年3月22日から13日間・甲子園)の出場選考の重要資料となる秋季大会は4日、近畿、中国、四国の3大会で優勝校が決まり、全10地区が終了した。
近畿は京都翔英が初の頂点に。甲子園大会春夏連覇の大阪桐蔭は準決勝で敗れた。東京の安田学園、北信越の春江工(福井)九州の沖縄尚学も初制覇。関東は浦和学院(埼玉)が大会史上初の3連覇を果たし、北海道は北照が2年連続で制した。
東海は県岐阜商が51年ぶりと久々の栄冠。東北は仙台育英(宮城)、中国は関西(岡山)、四国は高知が優勝した。各地区の優勝校は10日開幕の明治神宮大会に出場する。
記念大会となる第85回大会には例年より4校多い36校が出場する。内訳は一般選考が2校増の30校、21世紀枠が1校増の4校、今大会限定の「東北絆枠」1校、神宮大会枠1校で、出場校を決める選考委員会は来年1月25日に行われる。
◇浦和学院は高知と初戦
第43回明治神宮野球大会(10日から5日間・神宮など)の出場校が4日出そろい、初戦の対戦カードが決まった。11校が参加する大学の部では、プロ野球ソフトバンクから1位指名を受けた東浜投手を擁する亜大(東都)は準々決勝から登場し、道都大(北海道)と福岡大(九州)の勝者と対戦する。法大(東京六大学)も初戦が準々決勝となる。
10校が出場する高校の部は、1回戦で埼玉の浦和学院(関東)が高知(四国)と対戦する。高校の部の優勝校が所属する地区は来春の選抜大会の「神宮大会枠」を獲得する。
(埼玉新聞)