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浦和学院4強、2年ぶり選抜当確 東海大甲府に4-0 秋季高校野球関東大会

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【写真】7回表浦和学院1死二塁、幸喜の左翼線二塁打で先制の生還を果たした津田(右)が次打者の高橋(中央)らと喜び合う=27日、ゼットエーボールパーク

 高校野球の第67回秋季関東大会第3日は27日、千葉県市原市のゼットエーボールパークなどで準々決勝4試合を行い、県勢は浦和学院が東海大甲府(山梨1位)を4-0で下して4強に進出。全国制覇した第85回以来、2年ぶりとなる来春の第87回選抜大会への出場が確実となった。28日の準決勝で健大高崎(群馬1位)と対戦する。初出場の川越東は木更津総合(千葉1位)に0-3で敗れた。

 浦和学院は26日の桐光学園(神奈川)戦で2安打無四球完封したエース江口をバックが好守でもり立て、強打の東海大甲府を無失点に封じた。

 序盤はピンチの連続。一回2死二塁でセンターへの大きな飛球を中堅手幸喜が背走して好捕。三回1死一、三塁では臺、津田の二遊間が遊ゴロ併殺を完成させた。五回2死二塁は捕手西野がけん制で走者を刺し、六回2死二塁でも西野が走者をアウトにした。

 打線は0-0の七回、東海大甲府のエース菊地に対し、先頭の津田が安打で出て1死二塁から5番幸喜が左翼線にポトリと落ちる二塁打を放って先制。続く高橋が右越えに2点本塁打を打って、この回3得点した。八回は代わった2番手松葉を攻め、2死二塁から4番山崎滉が右前適時打を放ち、4点目を奪った。

 前日3安打だった打線が、この日は10安打でエースを援護。江口は3四球を与えたものの被安打6、97球で2試合連続の完封勝利を挙げた。

 森士監督は「江口は連投で心配だったがよく頑張った。後半は自分たちのリズムで打席に入れるようになった」と投打に納得。今夏の県大会は3回戦で敗退し、「夏に負けてから3年生も一緒にチームづくりをしてきた。そんな一人一人の思いが集結された試合だった」と振り返った。

 初の選抜大会出場を狙った川越東は、重圧から積極性を欠いた打線が計10三振と、木更津総合先発の1年生左腕早川を攻略できなかった。0-3で迎えた九回には川田、藤野の連打で無死一、二塁の好機をつくったものの、後続があえなく凡退。計9残塁と1点が遠かった。

 変化球の精度を欠いた先発のエース左腕高橋は一回、先頭打者に四球を与えると、2死二塁から4番檜村に高めに浮いた縦のスライダーを右前に運ばれ、先制を許した。続く小池の右前打に味方の失策が絡んで立ち上がりから2点を失い、四回にも2死二塁から適時打を浴びた。

◇浦学、見えた選抜 東海大甲府に4-0

 (27日・ゼットエーボールパークほか)

 第3日は準々決勝4試合を行い、浦和学院が4-0で東海大甲府(山梨1位)を下してベスト4に進出。全国制覇を達成した第85回以来、2年ぶりとなる来春の選抜大会出場を確実にした。川越東は0-3で木更津総合(千葉1位)に敗れた。

 浦和学院はエース左腕江口が2試合連続の完封。打線は0-0の七回1死二塁から幸喜の適時打、高橋の右越え2ラン本塁打で3点を先制し、八回にも山崎滉の右前適時打で突き放した。

 川越東は好機で一本が出ず、計9残塁と拙攻が響いた。先発のエース高橋は一回に味方の失策が絡んで2点を失うと、四回にも追加点を許した。

 第4日は28日、千葉県野球場で準決勝を行い、浦和学院は高崎健康福祉大高崎(群馬1位)と顔を合わせる(9時30分)。

◇江口、2戦連続完封 “9人一体”で快投

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【写真】6安打で2試合連続完封した浦和学院のエース江口

 浦和学院のエース江口が2試合連続完封の快投で白星をもたらした。強打の東海大甲府を6安打に抑え「野手に守ってもらって点も取ってもらった」と仲間に感謝した。

 一回の先頭にいきなり四球を出すなど、無四球で完封した前日ほど調子はよくなかったが持ち味の打たせて取るスタイルは不変。一、三、五、六回のピンチでは味方が必ず好守を見せ、「終盤はしっかり投げられた」と落ち着きを取り戻した。

 初戦で15安打10得点でコールド勝ちした相手打線を研究し、「走者が出ることは予想していた。みんなで守っていこうと話して全員が意思疎通できた」と9人一体で0点に抑えた守備を誇った。

◇頂点へ攻守隙なし

 エースの好投をバックが好守で支え、良い流れを攻撃につなげる。浦和学院が特長を発揮した会心のゲームで4強入りを決めた。森監督は開口一番、「粘り強くバッテリーを中心によく守ってくれた」と勝因を語った。

 隙を見せない鉄壁の守備が流れを引き寄せた。先発江口が一回、先頭に四球を出して2死二塁となったが中堅への大飛球を幸喜が好捕。三回1死一、三塁のピンチでは遊ゴロを津田が迷わず二塁へ転送し、台が一塁に送って併殺完成。五、六回は連続して2死二塁を招いたが捕手西野が2度とも二塁走者を刺した。

 すると打線が七回につながる。1死一塁から相手エースが暴投。この試合で初めて出たミスを逃さず5番幸喜が左翼線に運ぶ先制二塁打。さらに続く高橋が右越え2ランで畳み掛けた。五回の整備で「もう少し落ち着いて打席に入るように」(森監督)と狙い球に集中して仕留めることを確認。前日はわずか3安打。この24時間の間にも惜しまず調整を重ね、2桁10安打と成果を見せた。

 準決勝進出で、優勝した2年前以来の選抜出場を大きく引き寄せた。それでも津田は「目指すのは神宮(大会)」とまずは関東制覇を掲げる。森監督も「大事なのはこれから」。前エース小島のような突出した選手はいないものの、攻守に隙なくまとまった埼玉王者が一戦必勝で頂点を狙う。

◇勝利呼び込む2ラン 高橋

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【写真】7回表浦和学院1死二塁、高橋が右越え2ランを放つ=ゼットエーボールパーク

 高く上がった打球が右翼ポール際に吸い込まれた。浦和学院の6番高橋が七回、勝利を大きく引き寄せる2ラン。「打ったときは本塁打と分からず、入ったのを見て『何とか打てたな』と思った」と控えめに喜んだ。

 幸喜が先制打を放った直後。1死二塁で打席に入ると、気落ちする相手投手が投じた3球目の内角直球を思い切り引っ張った。これが公式戦初本塁打。好投するエース江口を「助けたい。雰囲気をよくしよう」との思いが貴重な一発となった。

 チームは初戦で3安打と振れていなかったが、自身は1安打を放ち調子は悪くなかったという。「今日は昨日と違って直球で押してくる投手。速い球に対応できるように、当てに行かないでフルスイングを意識した」と狙い通りの打撃でチームに活気を呼び込んだ。

◇打ててよかった 浦和学院・幸喜勇諮中堅手

(先制適時打。一回は中飛を好捕)「打ったのは外の直球。チャンスがない中でしっかり打ててよかった。自分が決めてやるぞという気持ちだった。守備ではいつも打球判断が悪かったけど練習した成果が出た」

◇打者が土台を 浦和学院・山崎滉太一塁手

(八回、右前適時打)「打ったのは高めのスライダー。(直前に凡退した)津田をリカバーして点を取ろうという気持ちだった。江口が頑張っていたので打者が土台をつくって、思い切って投げてほしいと思った」

(埼玉新聞)

 試合結果
 準々決勝 10月27日(ゼットエーボールパーク)
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
浦和学院 0 0 0 0 0 0 3 1 0 4 10 0
東海大甲府 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0
【浦】江口-西野【東】菊地、松葉-飯塚
▽本塁打:高橋(浦)▽二塁打:幸喜(浦)飯塚(東)
 浦和学院打撃成績
位置 選手名 打数 安打 打点
諏訪 3 2 0
3 0 0
津田 4 2 0
山崎滉 4 1 1
幸喜 4 2 1
高橋 4 1 2
荒木 4 1 0
西野 4 1 0
江口 4 0 0
34 10 4
 東海大甲府打撃成績
位置 選手名 打数 安打 打点
角山 3 2 0
谷口 2 1 0
⑤3 松岡 4 0 0
平井 4 0 0
五十嵐 2 0 0
宮川 1 0 0
H 高部 0 0 0
1 松葉 1 0 0
飯塚 3 1 0
菊地 2 1 0
4 伊藤 1 0 0
④5 福武 2 1 0
25 6 0
 投手成績
TEAM 選手名 被安打 奪三振 四死球 失点 自責点
浦和学院 江口 9 6 4 3 0 0
東海大甲府 菊地 7 7 5 1 3 3
松葉 2 3 1 0 1 1
TEAM 三振 四死球 犠打 盗塁 失策 併殺 残塁
浦和学院 6 1 1 0 0 2 5
東海大甲府 4 3 3 0 0 1 4

 攻守がかみ合った浦和学院が先発江口の2戦連続完封の好投もあり東海大甲府に快勝した。

 浦和学院は七回、幸喜の左翼線二塁打で先制すると、続く高橋の右越え2ランで3得点。八回にも山崎滉の適時打で1点を加えた。江口は3四球を与えたものの守りに支えられて6安打無失点。三回1死一、三塁は遊ゴロ併殺。五、六回は捕手西野が二塁走者を刺した。

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