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打撃力、夏への新収穫 大舞台に臆さず、下位打線健闘 課題は中軸

 第87回選抜高校野球大会で、2年ぶりの優勝を目指した浦和学院は準決勝で敗退した。あと一歩、何が足りなかったのか。今大会を振り返り、夏に向けての課題を探った。

◇大舞台に臆さず 下位打線健闘

 1回戦は昨春優勝の龍谷大平安(京都)と対戦。スコアボードに0が続く投手戦となった延長十一回、7番荒木裕也選手(3年)が決勝打を放った。森士(おさむ)監督が「選手が大舞台に臆することなく、落ち着いていた。ベンチで感動した」とうなる試合だった。

 勢いづいたチームは準々決勝までの3試合で29安打を記録。特に下位打線の健闘が光った。準決勝までの4試合計38安打のうち、7番荒木選手、8番西野真也選手(同)、9番江口奨理投手(同)の3選手で計17安打を記録。打撃力が問われる夏に向けて、新たな収穫となった。

 これに対し、中軸は県岐阜商(岐阜)との準々決勝で3番津田翔希主将(3年)と4番山崎滉太選手(同)が連続二塁打で追加点をもぎ取る活躍を見せたが、下位ほどのつながりは見られず、4試合で計9安打は迫力不足が否めない。

 守備では、エース江口投手が4戦とも一人で投げきったが、疲れの見えた準決勝では要所で制球が甘くなった。堅守の内野陣のミスもあり、2点を追う展開にチーム内に動揺と焦りが広がった。森監督は「裏付けのない『勝てるんじゃないか』という思い込み、気の緩みがでた」と振り返る。

 甲子園で見えた課題を克服し、夏での「リベンジ」に期待が集まる浦和学院。森監督は「未熟なのびしろがあるチーム。しっかりと練習していきたい」。津田主将は「甲子園で試合をできたことが、成長につながる。全員で戻ってこられるよう頑張りたい」と話した。

(朝日新聞埼玉版)

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